外伝 赤城編 04 佐世保沖海戦とティレニア海海戦(T)
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将の慧眼と手腕は、敵ながらあっぱれとしか言いようがありません。凡庸な司令官なら、結果は逆になっていたかも知れません。それだけ米軍もギリギリだったのですから。我が陣営が間抜けすぎたのですよ」
たった一機や二機の空爆を行う事で米軍を警戒させ、肝心の第二次K作戦を失敗させたばかりか、第16任務部隊の通り道を哨戒する予定であった三・五潜戦を補給に向かわせ、エンタープライズをフリーにさせるなど、海軍軍令部の采配は、わざとやっているのではないかという位、やってはいけない事を全部やっていた。ミッドウェー攻略と言う愚策と合わせると、まるで大敗するためにわざわざ出ていったようなものであった
赤城は思う
もし、大日本帝国海軍の総司令官が本山六三八大将ではなく、チェスター・ニミッツ大将であったなら・・・・少なくともミッドウェーで敗北する事はなかったであろうと・・・・
「今回は、大艇ちゃんに思う存分働いてもらいますから、秋ちゃんもそのつもりでいて下さい」
「まかせてかも〜!」
赤城がまとめた第一機動部隊編成案は以下の通りであった
第一機動部隊編成
先遣隊
第十一潜水戦隊
迅鯨(佐世保より合流)
伊58(呉) 呂500(呉) 伊8
伊19(佐世保) 伊168(呉)
前衛
遠距離早期哨戒艦
島風(長10cm砲、GFCS Mk.37 呉)
天津風(長10cm砲、GFCS Mk.37 呉)
第一航空戦隊(攻撃隊)
旗艦:
赤城(九九式艦爆ニニ型x63、彗星一二型x10)
彗星は索敵・遊軍誘導兼務
加賀(九七式艦攻一二型x81、天山一二型甲x12)
第一輪形陣
護衛空母
第三・第四航空戦隊(攻撃隊護衛担当)
鳳翔(零式艦戦21型x42)
龍驤(零式艦戦21型x55)
第十一航空戦隊(防空迎撃担当)
千歳(零式艦戦21型x51、彩雲x8)
千代田(零式艦戦21型x51、二式艦上偵察機x8)
(共に呉より合流)
索敵隊
利根(3号砲、零式水上偵察機11型乙x14 舞鶴)
秋津洲(二式大艇×3 舞鶴)
神威改母(PBY-5A Catalinax3 舞鶴)
第四・第五戦隊(護衛艦)
妙高 足柄(佐世保) 高雄 愛宕
長良(佐世保) 龍田(佐世保) 名取
(両用砲・対空電探・機銃装備)
第二輪形陣
第六戦隊(護衛艦)
古鷹 加古 衣笠(呉) 青葉(呉)
五十鈴 由良 川内 神通(呉) 那珂(呉)
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