暁 〜小説投稿サイト〜
Fate/WizarDragonknight
超合体怪獣
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「行ったか……」
「うん。行ったよ」

 地下、より深くへ進んでいったウィザードとブライ。彼らを見届けた龍騎と響は。ともに相槌を打つ。

「おいおい、響も! 真司も! 何分かりあった顔してんだよ!?」

 そんな彼らへ、超ゴッヴを切り払ったビーストが入ってくる。

「この中で、今回の事件の概要を全く掴めてねえのオレだけか?」
「俺も良く分かってないけど。人を助けるためだったら、何だってするだけだぜ」

 龍騎の手に収まる、赤と銀の青龍刀。
 そして、ビースト、響、友奈がそれぞれ構えると同時に、怪獣たちもまた戦いを開始した。

 先陣を切る、ゴルザとメルバ。
 二体の怪獣は互いに接近。やがて一つに重なり合い、超古代闇怪獣ゴルバーとなる。
 ゴルザの体、その頭部、背中部はメルバのものとなっているそれは、それぞれの剛腕と機動能力を一つにした姿であった。

「友奈ちゃん!」
「うん!」

 翼を使い、飛翔し接近してくるゴルバーへ、響と友奈はそれぞれの拳を突き放す。

「うおおおおおおおおおッ!」
「勇者は……根性おおおっ!」

 二人のサーヴァントは、それぞれの拳に力を込める。
 運動により強化された剛腕のゴルバーとせめぎ合い、やがてゴルバーが優勢になっていく。
 ゴルバーはそのまま二人を振り払い、その口からゴルザとメルバの特性、すなわち超音波と火球を放った。

「友奈ちゃん!」
「なせば大抵何とかなる!」
「合点!」

 響と友奈はともに相槌を打ち、バク転。地面を焼き払う攻撃を避けながら後退していく。
 だが、そんな二人へ接近戦を挑んでくる超ゴッヴ。
 甲高い唸り声を上げながら、その鎌状の腕で友奈を狙う。

「危ない!」

 だが、それをドラグセイバーが受け止める。

「お前の相手は、俺がしてやんぜ!」

 龍騎はそのままドラグセイバーを駆使して、超ゴッヴに斬撃のダメージを入れていく。

「真司さん! 肩を借りますッ!」
「おう! 行け、響ちゃん!」

 その許可とともに、響の足が龍騎の肩を蹴る。
 超ゴッヴの頭上より、響の体が躍り上がる。

『我流・撃槍烈波!』

 響の拳と、龍騎のドラグセイバーが、同時に超ゴッヴへ振り下ろされる。
 超ゴッヴの刃状の腕を破壊し、そのまま宇宙戦闘獣をゴルバーの前へと蹴り飛ばした。

『ストライクベント』
「はあああ……」

 さらに、龍騎はドラグクローを構える。
 ドラグレッダーがその周囲を旋回し、ドラグクローの動きと合わせて、その口から炎を放った。

「だああああああああ!」

 ドラグレッダーと、ドラグクローの口より放たれた火炎放射。それが混じり合い、昇竜突破(ドラグクローファイア)となってゴ
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