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IS 転生白書 オリ主が奏でる新しいインフィニット・ストラトス
激突、一夏VSセシリア!
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甲が抉られる。
次いで発生する衝撃波に左腕がねじ切られるように引っ張られ、神経情報としての痛みが稲妻のように鋭く走った。
加速していたところをやられた事で、体制が大きく崩れる。
自動制御を行った白式に、一夏の意識は一瞬持って行かれるが、ブラックアウト防御があるので気絶はしなかったようだ。
バリアー貫通、ダメージ46.シールドエナジー残量521.実体ダメージ、レベル低。
一夏は感じる、自分の感覚が白式から送られて来る情報に追いついていないと。
そして同時に思う、このままでは負けてしまうと。
何せセシリアはまだ、ライフルしか使っていないのだ。
それを回避するのにも此処までのダメージ。今もまた、左足を掠めるように打ち抜かれる。
それが四倍になった攻撃を、かすらせていたとは言えクリーンヒット無く捌いていた操縦技術、そしてなにより反射神経に感心する。拓夢は本当にすごいやつなんだって。
そういえば、拓夢が通うジムのトレーナーさんが言っていた。
アイツはリングに上がると、対戦者との時間がずれると。
そのときは何を言っていたのか分からなかったが、今なら分かる。
(拓夢のすさまじい反射速度が、まるで相手がスローに動いているように錯覚させていたんだ)
それがどれほど素晴らしいことか。
一夏では決して出来ない高等技術、いや才能といっていいだろう。
だから同じ対象方法は出来ない。
自分なりに、これを攻略しないといけないのだ。
「さあ、どんどんいきますわよ!奏でなさい、ブルーティアーズ!彼に送るレクイエムを!!」
「ぬ、ぉおおおおお──ッ!!」
激しくも一方的に見える攻防が、三十分近く続いた。
「はぁっ、はぁっ、はぁっ・・・!」
「ふう、ここまで二十七分。今までのわたくしなら、ここでよく耐えたと言っていたのでしょうが・・・。ですが一夏さん、これで終わりというわけではないのでしょう?」
周りから見れば、何を言っているんだこのお嬢様はという状況。
機体のあちこちが傷つき、自身も精神的に疲労を隠せない一夏。
たいして機体に傷一つなく、なにより精神的に余裕が見られるセシリア。
両者の差は歴然としているように見えた。
「あ、あぁ。・・・これからだ、ようやく俺なりの対策が見つかったからな」
「あら、それでは第二幕といきましょうか」
「いや、こっからは閉幕<フィナーレ>だ!!」
叫び声とともに、一夏が突っ込む。
その様子からは先ほどの疲労が嘘だと思えるくらいの覇気が出ていた。
疲れなど微塵にも思わせない、気を抜けば喉を食い破られるほどの威圧感。
まさに猛獣のごとき突進で、距離を
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