暁 〜小説投稿サイト〜
IS 転生白書 オリ主が奏でる新しいインフィニット・ストラトス
激突、一夏VSセシリア!
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 緊張。ということばが当てはまる。
 アリーナ中央上空、そこに二機のISが向かい合っていた。

 一方はセシリア・オルコットが搭乗する、イギリスの第三世代機にしてBT兵器を積んでいる。
 青の雫、ブルーティアーズ。

 一方は織斑一夏が搭乗する、日本の倉持技研が開発した第三世代機にして近接特化型。
 白銀の騎士、白式。

 わずかばかりの緊張を漂わせる一夏に対し、セシリアはやる気満々。
 
 「織斑一夏さん、まずはお詫びしなければいけませんわ」

 「お詫び・・・?」

 「ええ。代表を決めるときにあなたに言ってしまった言葉、態度。それがどれだけ愚かな事だったか気がつきましたの。・・・ごめんなさい」

 それはセシリアなりのけじめだった。
 戦う前にそれだけは言っておかなければいけない、でないとあの人のライバルと名乗るなどおこがましい。
 せめて正しい自分で、拓夢に向きあいたい。そして、目の前の男にも。

 「あー、そのことか。いや、大丈夫だ気にすんな。実際、あのときは腹立ったけどな。今はそれほど怒っちゃいない」

 「許して、いただけますの?」

 「勿論だ。拓夢もきっと、今のオルコットさんを見たらそういうに違いないよ」

 「そうですの・・・ありがとうございます。それと、わたくしのことはオルコットではなく、名前で呼んでくださいな」

 「そうか?わかったセシリア。じゃ、俺のことも一夏って呼んでくれ」

 「分かりましたわ一夏さん」

 ある程度の距離を保ったまま、二人は語らい、そして微笑む。
 それは戦闘前にしてはすこしゆるい雰囲気だ。しかし、それを邪魔するものも、おかしいと感じるものもこのアリーナには居なかった。

 皆、二人の仲直りを温かい目で見守っていた。

 「さあ、勝負といきましょうか!」

 「そうだな、悪いが負けるつもりは無いからな?」

 「当たり前ですわ!本気のあなたに勝つこと、それがわたくしのライバルが望んだ事ですもの」

 「そっか、なら俺も負けるわけにはいかないな。アイツの最初のライバルは俺だからな!」

 「ふふっ、ライバル同士ということですわね。いきますわよ!」

 「ああ、こい!」

 「「勝負!!」」

 弾けるように、二人は動き出した。
 拓夢戦で見せた動き、スターライト・mkVで牽制射撃をしつつ後退。距離をとることで自分の得意な戦闘に運ぶセシリア。
 それに食らいついて離さないとばかりに、一心不乱に距離を詰めるべく加速する一夏。

 勝ったのはセシリアだ。

 「ぐ、ぐぅっ!?」

 「わたくしの射撃の腕を甘く見ないことですわよ」

 キュインッ!耳を劈くような独特の発射音と同時に、一夏の左肩の装
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