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レーヴァティン
第二百三十九話 北への集結その七

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「ジャガイモよ」
「あれを栽培させるな」
「大々的にね」
「まずは食べることでござる」
 進太も言ってきた。
「それが出来ないとでござる」
「豊かになれないからな」
「だからでござる」
「まずは食うことでな」
「それにはジャガイモがいいのなら」
「ジャガイモを栽培すべきだな」
「絶対にでござる」
「そうだよな」
「ではでござるな」
「あちらにも導入していくな」
 ジャガイモをとだ、久志は進太にもこう答えた。
「まだ栽培していない地域に」
「そうしてでござるな」
「豊かになってもらう」
「是非共」
「それが政だ、他にもやることはあるにしても」
「まずはそこからでござるな」
「食うことからはじめる」
 こう言うのだった、そしてだった。
 久志は多くの兵と船をハンブルグやペテルブルグそれにスカパフローに集結させていった、そして半島の王国にだった。
 帝国に降りその中に入る様に使者を送った、その際国境の方に二十万の兵を集結させたがそれが無言の圧力にもなってだった。
 王国は降った、久志はその報をハンブルグで聞いて笑って述べた。
「よし、じゃああちらはな」
「これからはでござるな」
「帝国領だ、だからな」
「豊かになってもらうでござるな」
「あちらもな、大々的に酪農をやって」
 そうしてというのだ。
「漁業もな」
「これまで以上にでござるな」
「いい網とかを導入してな」
 進太に笑顔で話した。
「そうしてな」
「発展させるでござるな」
「あちらもな」
「そうするでござるな」
「ああ、それで戦から見るとな」
 この半島の王国が帝国に入ったことはというのだ。
「北の半島を攻める足掛かりになる」
「そのこともいいでござるな」
「あそこからな」
「北上するでござる」
「いい補給基地になる、それじゃあな」
「あちらからでござるな」
「攻めていくな」 
 今はハンブルグにいるがそこから話した、港に仲間達と共にいてそのうえで集結し物資をどんどん載せていっている船達を見つつ話した。
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