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『外伝:赤』崩壊した世界で大剣豪とイチャコラしながら旅をする
最強-ランスロット-
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「撃て!!なんでもいい!!とにかくあいつを撃ち殺せ!!!産廃に勝たせるな!!」
マシンガン、グレネード、果てはハンドガン。
あらゆる銃器を用いて武蔵を妨害しようとするが、全て無駄だ。
乱射しようが当たらない、それどころか
「…!!」
「何をしている下手くそが!!あの産廃に当てろと言ったんだ!!!」
武蔵に当たらず、狙いを誤ってランスロットに当ててしまう始末。
そうして味方から思わぬ妨害を受けたランスロットは思わずのけぞり、さらに隙を晒してしまう。
「でやああああああーッ!!!!」
切り裂く。
円卓最強を。
その程度で武蔵は負けない、止まらない。
いや、ランスロットならば宮本武蔵を止められただろう。
だが、
「残念だったな。お前ごときじゃ”俺の武蔵”は止められやしない。」
俺の武蔵以外ならの話だが。
「ぐ…かはっ!」
鎧ごと腹部を斬り裂かれ、ランスロットは吐血して膝をつく。
負けだ。
正真正銘、ランスロットの負けだ。
「…!!」
しかし隊員は諦めない。
「死ねぇ!!」
一体どこからそんなものを持ってきたんだと言わざるを得ない4連装のロケットランチャーを担いできたのだ。
しかし勝負はついた。
そんな玩具は片付けてしまおう。
「武蔵、決着はついた。あとは逃げるぞ。」
そう言い、腰から散弾銃を抜いて撃つ。
拡散した弾丸はロケットランチャーに命中。
長方形の鉄の箱を弾丸一つ一つが抉り、
「しまっ…」
大爆発を起こした。
持っていた隊員は…まぁ無事は祈ってやろう。
「オロバス!!」
離れさせておいたオロバスを呼ぶと、嘶きの後蹄の音が近づいてくる。
そうしてオロバスに二人で飛び乗り、俺はその場から退散して行った。
いわば勝ち逃げだ。
折角だ。
最後に言ってやろう。
「最強とはなんだろうな。少なくとも、産廃に負けているようではまだまだ最強だなんて呼べないと思うぞ!!置鮎!!」
?
「くそ…くそ…くっそおおおおおおおおおお!!!!」
敗北。
今の彼にはその2文字しかなかった。
「何故…何故だ!何故セイバーが負けなければならなかった!!!」
先程の大爆発で隊員のほとんどは死に、生きていたとしても大怪我を負っている。
しかし運がいいのか悪いのか、置鮎はそこで奇跡的に無傷だったのだ。
「ああくそ…特注のティーセットも全部ダメだ…。」
ティータイム専用のテーブルと椅子、そして紅茶をいれるのはいつもこれだと決めていたティーポットやカップも、全部割れていた。
プライドも、自信も、何もかも、
全てあの女に粉々に砕かれてしまっていた。
「覚えたぞ…覚えたぞ宮本武
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