ターン9 迅雷!無限の電極骨を撃つ!
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ワイトキング 攻5000
「ワイトキングで単一型に攻撃、さらにランサー・デーモンの効果発動!ワイトキングに貫通能力を!後はお願い、トワイライトダンシング!」
「俺の負け、か………」
ワイトキング 攻5000→電池メン−単一型 守1900(破壊)
三沢 LP250→0
「おめでとう、夢想!それと残念だったね、三沢」
「残念?何を言ってるんだ。勝てなかったのは確かに悔しいが、これもお前のためじゃないか」
「え?どゆこと?」
『いや、え?って何言ってんだお前は』
「よろしくね、清明。明後日は一緒に勝とうね、だってさ」
「明後日…………っ!!」
『忘れてたのか。…………馬鹿』
「あ、ああ、うん、こっちこそよろしくね、夢想。そ、それじゃデッキ調整でもしようか!ね、ほらほら行こっ!」
「え、ええ」
「じゃあ俺はイエロー寮に帰るぞ。このデッキもまだまだ課題がある」
「うん、三沢もありがとー!」
「あー、なんか思い出したら色々吹っ切れたし、デュエルしたくなってきたな。早く帰ってこないかな〜」
そうぼやきながら窓の外を見ると、いつの間にか夕方になっていた。もうそろそろ、皆が帰ってくるころだろうか。
一方そのころ、レッド寮へと向かう道では。十代、翔、三沢、隼人、俺のメンバーが先勝報告を一人寂しく寮の中にいるであろう清明にするため帰り道を歩いていた。
「いやー、何とか勝てたな、翔!」
「はい、よかったッス〜!」
「おいおい、何も泣くことないじゃないかよ」
「だってアニキ、僕もう嬉しくて!」
正直、ここで聞くのも無粋だとは思う。でもやっぱり気になるし、もし俺の思っている通りの理由なら間違っても清明に聞かせるわけにはいかん、とすると今しかチャンスはない。
『…………水差して悪いが、ちょっといいか十代。昨日からずっと気になってることがあるんだが、俺の代わりに三沢に聞いてくれねえか?』
「ああ、いいぜ。なあ、三沢」
「ああ、どうした十代?」
『昨日のデュエルだが、最後のところで業務用の効果を使えばお前が勝ってたんじゃないのか?単三型と闇よりの罠を破壊して。お前に限って気づかないなんてことはないだろ』
「ホントだ………!三沢、どうしてお前、昨日のデュエルではわざと負けたんだ?」
「おいおい、一体何のことだ?俺がわざと負けるとでも?」
『三沢、教えてくれ』
「なあ三沢、教えてくれよ」
一度はとぼけた三沢もさすがに誤魔化しきれないことを悟ったのか、諦めたように口を開いた。
「おいおい、それを俺の口から言えと?恥ずかしい
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