異色のペア
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そこまでボロボロなのだ?」
ミネルバさんに正座をさせられていた。
「なんていうんでしょう・・・」
「気持ちが入りすぎたから?」
「いや、俺に聞くなよ」
このケガの原因の大半は俺とレオンの潰し合いなんだけど、どうやらそのこともミネルバさんたちは気が付いているらしい。グラシアンさんとローグさんに助けを求めたけど、グラシアンさんは取り合ってくれないにローグさんに至ってはこっちすら見てくれない。
「全く・・・評議院の使者とやらに呼ばれて来てみれば・・・」
「そういってやるな、お嬢」
「あぁ。ひとまず無事だったんだからな」
ようやく彼女の怒りが収まってきたようでホッとひと安心。ここで話題はこの国を納める王へと移る。
「あれが最近噂の天使か?」
「そうみたいです」
フィオーレでは今、天使の出没情報でごった返している。妖精の尻尾最強チームが完膚なきまでに叩きのめされたことに加え、他のギルドでも遭遇した魔導士がことごとく敗北しているらしい。
「お前らがたいしょできないってことは、噂通りの力はあるってことか」
「そうだろうな。あれだけ力を入れていたはずなのに、奴には一切ダメージが加わっていなかった」
俺たちを逃がすためにローグさんが足止めをしてくれていたけど、その時天使は一切ダメージを受けているようには見えなかった。それだけで奴の防御力の高さがわかる。
「しかし、シリルとレオンでもダメージを与えられるんだな」
「??」
「どういうことですか?」
ミネルバさんは言葉の意味がわからず俺とレオン……他にもウェンディたちも全員が顔を見合わせていた。
「俺たちが聞いていた情報だと今まで天使にダメージを与えられたのは一人しかいなかったんだ」
「え?誰ですか?その人」
レオンは今回初めて天使と遭遇しているし、俺は前回一撃でやられているから攻撃を当てれていない。ナツさんたちも全て弾かれていたって話だったし、となると誰だ?
「わかった!!ゴッドセレナ様だ!!」
「あぁ!!ゴッドセレナ様なら確かに!!」
イシュガル最強の魔導士である四天王の最上位のゴッドセレナさん。確かにあの人なら実力は申し分ないし、天使に一撃食らわせることも可能かもしれない。
「残念だが、外れじゃ」
しかしミネルバさんにあっさり否定されてしまった。となると誰だ?他の四天王の人かはたまたジュラさん?カミューニさんとリュシーさんもありえるか。
「妾の聞いた話だと、ソフィアがその一人らしい」
「「「「「えぇ!?」」」」」
予想だにしなかった名前が出てきたことに驚かずにはいられない。ソフィアはあいつだよね?てかそもそもあいつ攻撃系の魔法使えなかったはずだよな?
「ソフィアの
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