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私はいじわる 小悪魔が住みついた
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 晩ご飯の時、お母さんが、天気予報を見ていて

「良かったわ 日曜日 なんとか、天気は良さそうね」って言ってきた。

「なんか、あるのー 日曜日」

「何言ってんのよ キャンプ行くんじゃぁない 慎也 真珠に言って無かったの?」

「えぇー そうかなー 言って無かったっけ」

「お兄ちゃん ウチ そんなこと聞いてないよー」

「真珠 ごめんね 慎也に言っておいてって 言ったんだけど・・ 御読さんとことね あっ そうだ 真珠の水着買いに行かなきゃ― 学校のじゃ ちょっとねー」

「ええー えっ 昂君とことー そんなの聞いてない もうー お兄ちゃん!」

「すまん すまん 翠と計画してたら、家族と行こうってなってなー」

「そんなー お兄ちゃん達はそれで良いけど・・ウチはどうしたらいいんよー ねぇーえ お母さん」

 _ _ _ _ _ _ _ _

 朝8時頃、車に乗り込んで、御読家の車と落ち合った。お父さん、お母さんとお兄ちゃんは、降りて挨拶をしていたけど、私は車の中から、その様子を伺っていた。昂の姿はなかったのだ。あれー 居ないのー と、思いながら、窓ガラスに顔を付けるようにして探していたら

「ガーァ」と、ガラスをガタガタと叩く音とともに・・

「ギャー」と、私は、後ずさりしたと同時に座席の間に転げ落ちてしまっていた。なんなのー あいつ 腹立つーぅ

「お母さん! 昂君がウチにねー」と、戻ってきたお母さんに言おうとしたら・・

「昂君 ちゃんと、挨拶してきて、礼儀正しいわねー あの子 真珠は、なによー 車から降りてもしないで・・」

「うぅうー だって・・」又、やられてしまったのだ。

 目的地の近くでスーパーに寄って、お昼ご飯とか食材を買ったのだ。私、馬鹿みたいに、どこでキャンプするのかも、知らなかったのだ。その時、車から降りて、初めて向こうのお父さんとお母さんに挨拶に行った。

「まぁ 真珠ちゃん 大きくなって― 幼稚園の時以来だわねー」と、昂君のお母さんが言ってくれたが、その横で

「まだ ガキだけどな」と、昂君が・・。すると、翠ちゃんが昂君の頭をコツンとしていた。

 結局着いたのは、琵琶湖沿いのキャンプサイトで、お昼を食べ終わると、お兄ちゃんと翠ちゃんは、さっさと泳ぎに行ってしまった。

「真珠 浮き輪ふくらましたから、昂君と泳ぎに行ってきなさいよ」と、お母さんが言ってきた。

 私は「昂君と・・・」と少し、躊躇していたら

「行くぞー」と浮き輪を抱えて、手を出してきてくれた。驚いたことに、手を繋いでくれた。水に入っても、私の浮き輪のロープを引っ張ってくれて沖に向かって泳ぎ出したのだ。

「昂君 チョット あんまり、沖のほ
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