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私はいじわる 小悪魔が住みついた
2-?
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うに行かないでよー」

「なんで・・ お前 泳げるんだろー 怖いのかー」

「だけど プールだったら、良いけどさー 深いの怖い なんかさー 足が冷たくなってきたじゃぁない」

「うーん そうかなー じゃぁ もう少し戻るかー お前 もうちょっと楽しそうな顔しろよー せっかく引っ張ってやってんのにヨ」

「ウーン お前って言うナ!」

 そして、昂君は今度は私の前にでて仰向けになって引っ張ってくれたんだけど、時たま、足が私の腰の辺りに触れるし、顔が目の前にあって

「昂君 あのさー なんか こういう形 恥ずかし・・」と、言おうとしたら、昂君が両脚で私の腰を挟むことになって・・。

「あっ ごめん はさんじゃった」と、言ってきたけど、私は、びっくりしたのと、恥ずかしくて声も出なかった。

 今度は、向こう向きに泳いでいて「真珠 ごめんな 怒ったのか―」と聞いてきたので

「うぅーん びっくりしただけ」

「そうか でも、真珠 柔らかかったぞ」

「あのさー 昂はエッチ男なのかー 変なこと考えてない?」

「いいやー お前みたいなこと考えてないよ」

 私は、水の中で足を思いっきり伸ばして、昂君の足を蹴飛ばしたつもりだった。

 上がってきたら、もう、テントの場所が決まっていて、おやつを食べた後、お父さん達も入るから、ビーチボールで遊ぼうってなって、織本家と御読家の対抗でボールを取り合うという形になった。

 翠ちゃんは、もう、胸が膨らんでいるのがわかるのに、水ん中だけど、お兄ちゃんに抱き着かれても平気にはしゃいで、自分もお兄ちゃんに抱き着いて、ボールを取り合いっこしていたんだ。あの二人はそういうことなんでもないことなんだと、私は、羨ましかった。私は、昂君に対して意識しすぎなんだろうか・・。

 だから、私、次の日は昂君を誘って、泳ぎに行った時、泳ぎながら、手を繋いでってねだったり、そのうち自分の方から、出来るだけ自然に触れあっていったつもりだった。そして、試しに、昂君の後ろから抱き着いてみた。

「いきなり なにすんだよー」と、明らかに動揺している様子だった。

「えへー ドキドキした? からかってみたんだよ」

「バカ お前なんかに・・ なんとも思わないよ ガキ」

「うー もう 他の男の子に乗り換えるから・・ 昂のことなんか知らない!」













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