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俺、ツインテールになります。外伝〜追憶のテイルチェイサー〜
Episode2「おもいで」
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サポートなんだから、とうぜんでしょ?」
「そんな事を聞いているんじゃありません!!」
地面を拳で殴りつけ、叫ぶトゥアール。
「どうして……こんな危ないところに来ちゃダメでしょう……!怪我でもしたら……どうするんですか!!」
「トゥアール?」
「戦闘は……私一人でも……十分だと言ったじゃないですか!!早くそこを退いて……離れていてください!!」
「でもトゥアール、ボロボロじゃない!!」
ぽつり、ぽつりと雨が降り始めた。
シルファは少し、苛立ちを含んだ声で返す。
「なんで?どうして
製作者
(
マスター
)
であるあなた自らが、わたしの使命をじゃまするの!?」
「そ……それは……」
「サポートがしめいなのに、それを入力した本人がそれをひていする。それじゃわたしがいる意味ないじゃん!!どうして……わたしのそんざいを……うたがわせるようなことするの?」
途中から、今にも泣き出しそうな声になるシルファ。
その表情を見て諦めたのか、トゥアールはぽつりと呟いた。
「シルファ……あなたは、私の……唯一の家族なんです……。もしもあなたが……戦闘で壊れたりしてしまったら……私は……」
「トゥアール……あなた、もしかして……」
「……私は……失いたくない……。やっと手に入れた家族を……。失ってしまえばもう二度と会えなくなってしまうかもしれない、あなたを!!シルファ、私にはあなたが必要なんです……」
雨に濡れながら顔を伏せるトゥアール。その頬を伝う滴は雨水か、それとも涙か。
「生まれて初めて……親心、というものが分かった気がします……。あなたは私の娘も同然なんです!!だから……だから……」
「いや、自分のむすめによくじょーするお母さんってどうなのよ……」
グサッ、という擬音が聞こえそうな、身体を少し斜めらせた姿勢で固まるトゥアール。
折角のいい雰囲気が台無しである。
「うわ、最低アルな……」
「普段ならブーメランだって言ってやるところだけど、今回はアタシもアンタに賛成。自分の子に欲情するとか、親として失格よ」
敵からも非難され、項垂れるトゥアール。自業自得とはまさにこのことだろう。
「……でも……まあ、なっとくした。親心……つまりわたしへのひごよくが理由だったのね……」
やっと疑問が解決し、うんうんと首を縦に振るシルファ。
「シルファには分かりませんよ……。これはネットなんかの知識だけで理解できるものじゃありませんし……」
「うん。ざっと調べたけど、かがくてき・ろんりてきなかんてんの話しか分からなかった……。でもねトゥアール──」
シルファはトゥアールの方を振り返ると、その小さな手を差し伸べた。
「──だからこそ、トゥアールがいるんでしょ?」
トゥアールは
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