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俺、ツインテールになります。外伝〜追憶のテイルチェイサー〜
Episode2「おもいで」
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ちの同僚は殆どが引っかかるアルよ」
「どいつもこいつも、属性語らせると長いからねぇ」

トゥアールの心中を代弁するかのようにパンダギルディの頭を小突きながらツッコミを入れるレッサーパンダギルディ。

どう見ても息ピッタリのいいコンビだ。戦闘でのコンビネーションの良さも理解できる。

「まったく、余計なボケかましてる暇があったら、とっととトドメを刺すわよ!!」
「それもそうアル。ではこれで終いにするアル」

二体は互いの槍を交差させる。すると槍の穂先にエネルギーが球状に溜まり始めた。

「まだ……ま…だ……」

立ち上がろうとするトゥアール。
だが先程のダメージが以外にも大きく、立ち上がろうと膝を立てるも、崩れ落ちてしまった。

更に崩れ落ちた直後、青い光が弾けたかと思うと、トゥアールは元の白衣に戻ってしまっていた。変身が強制解除されたのだ。

「がんばれトゥアールさーん!!」
「まけないでー!立ち上がってー!!」

 子供たちの声が響く。

「み……幼女達(みんな)の声が……」

幼女達の声が聞こえる。叫ぶのに合わせて、幼女達のツインテールが揺れる。
トゥアールにはただそれだけで力になった。

「トゥアールさんがんばって!!ぼくたちもおうえんするから!!」
「おい、オレたちもおうえんしようぜ!がんばれー!!」

見ているだけだった男子達の声も、加わり応援の声は大きくなる。

「ってショタの応援は要りませんよ!!幼女達のかわいい声がかき消されちゃうじゃないですか!!」

トゥアールのやる気が下がった。

「いやなんでよ!!ショタの応援一身に受けられるだなんて、そんな羨ましいポジションにいながらなんでそこでモチベ落とすのよ!!」
「私が好きなのは幼女なんです!!ショタは論外、守備範囲外です!!」
「ざっけんなゴラァ!!てめぇ念入りに焼いてやらぁ!!」

レッサーパンダギルディの怒りに合わせるように、溜まっていくエネルギー球のスパークがより一層激しさを増す。

先程まで青かった空も、不穏な雰囲気漂う灰色の雨雲が立ち込め始めていた。

(くっ……幼女達(みんな)の応援だけじゃ、まだ力が入らない……。あとちょっと……あともう少しなのに……!!)

拳を握り締め、もう一度立ち上がろうとして、崩れ落ちる。

「「終わりだ」」

二体の声が響き渡り、もはやこれまでかと思われた瞬間。

トゥアールに向かい合う二体の前に、一つの小さな影が立ちはだかった。

「え……?」



数分前 トゥアール邸 研究室

「どうしよう……このままじゃトゥアールがやられちゃう……」

トゥアールが押され始め、いてもたっても居られなくなったシルファは、トゥアールの
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