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IS《インフィニット・ストラトス》‐砂色の想い‐
『白式』
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一夏さんの頭にトール・ハンマーが炸裂しました。

「い、いや千冬姉! 何で俺が!!」

 再び出席簿が一夏さんの頭に落ち、その痛みに一夏さんが悶え苦しんでいます。
 えっと……理由説明したほうがいいのでしょうか?

「敗者は勝者に従うのが常だ。世の中は常に弱肉強食。そんなに嫌ならお前が勝った上で辞退すればよかったんだ。昨日までの時点でお前はそれを怠った。つまりお前に決定だ。反論はないな。あっても受け付けないが」

 説明する必要は無かったようですが……すごい理論ですね。道理で随分あっさりと辞退できたと思いました。

「よし、反論がないところでクラス代表は織斑一夏だ。全員異論はないな」
『はい!』

 一夏さん以外の全員が一丸となって返事をしました。申し訳ないですけど私もクラス全体の意向を無視するわけにもいかないので一夏さん、諦めてください。
 人間諦めが肝心です。

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