暁 〜小説投稿サイト〜
IS 転生白書 オリ主が奏でる新しいインフィニット・ストラトス
そして始まる、クラス代表決定戦!
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験では圧倒的に負けている俺は、長期戦になればなるほど不利だ。だからこそ、短期決戦がこのましい。だがこのままではジリ貧。オルコットが気が付くのは時間の問題だ。

 だからこそ、あいつの動きを見逃さずにこれを避けきる。
 こうなっては、打鉄の肩にある盾が邪魔だ。ギリギリのところで避けることができないからな。
 おまけに、ISのシールドは球状に機体を覆っている。そのためギリギリで回避するのはNG。
 考えて回避しないと、エナジーが削られてしまうのだ。

 「あら、あなた武装は展開しないんですの?」

 「お前相手にそんなもんいらないね!素手で十分だ!」

 「・・・もしかして、その余裕がないのでは?ふふっ、そうでしたのね。分かりましたわ!私としたことが、怒りに我を見失うなんて。・・・ですが、あなたの活躍も此処までですわ!」

 途端、急にレーザーが鋭くなる。
 しまった!気が付かれたか!

 こうなってはやるしかない。

 負けたくない!なにより、観戦している皆に、清香に下手なところは見せたくなかった。

 「行くぞこらァッ!!」

 一度ビットを振り切るために急降下する。二三発クリーンヒットし、肩の盾が破壊された。
 だが、それくらいで怯んでは勝てない!肩がねじ切られるような激痛を気合で押さえ込む。
 
 急降下して地面すれすれで機体を平行にして飛ぶ。アリーナの外壁にそって円を描くように。
 それにより乾燥している地面からは砂煙が上がり、視界が遮られる。
 アリーナの地面すれすれの部分は、砂煙により視界がゼロだ。
 
 「くっ、煙幕のつもりですの!?ですが、甘いですわ!」

 そう、この程度でISのセンサーを遮ることも誤魔化すこともできない。
 そんなこと俺もわかっている。だから、それを逆手に取るんだ。

 砂埃の中急停止。当然視界は悪いが、センサーはちゃんと稼動している。
 俺を追ってきたビットは4機。全部だ。

 このビット、おそらく俺の死角を突いて攻撃をするように設定されているらしい。
 もしくは、一番反応が遅いと思われるところだ。
 さっきの回避中に学んだことは他にもある。
 それは、ビットを使っている間オルコットは動けないってことだ。
 オルコットは、どうやらビットを操る間は行動不能らしい。

 「来たな・・・」

 いかにISのセンサーが優れていようが、この砂埃の中、すこしは鈍ってしまうらしい。
 これは朝練で調査済みの結果なので、自信がある。

 俺の死角をついてレーザーを放つビット。
 まずは第一射を回避し、次が狙い目だ。

 「そこっ!」

 ビットが次にくるであろう場所を先読み、そしてそれは当たった。
 加速した俺はレーザーを放つ直前の
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