第57話
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髪が金色に染まり、瞳も碧色に変わるとどんどん気が膨れ上がっていく。
気の上昇と共に逆立っていた金髪も腰にまで伸びる程の長さとなっていく。
「こいつは超サイヤ人3…あの野郎、オラが出来なかった変身を出来ちまうってのか」
「ふん、ただのこそ泥ではないようだな」
神であるザマスが入った影響か、通常状態でも規格外の強さを誇るブラック。
その大きく跳ね上がった戦闘力により変身可能となったのだろう。
超サイヤ人3に変身したことで過去に来る前の未来トランクス達の実力を大きく凌駕していた。
ベジータも超サイヤ人ゴッドのフルパワーとなると、同時に飛び出した。
ブラックの拳をベジータが防ぐのと同時に蹴りを繰り出すが、それをブラックは危なげなくかわすと見覚えのある構えを取る。
「波ーーーーっ!!」
未来悟飯との闘いで覚えたのか、超かめはめ波でベジータを吹き飛ばそうとしたが、ベジータは両腕を突き出した状態で突撃し、ブラックは両腕を交差させて受け止める。
いくらか後退したが、ブラックはダメージは受けていない。
「ふん、ムカつく面だ。ならば笑えないようにしてやる。永遠にな…ビッグバンアターック!!」
不敵な笑みを崩さないブラックにベジータはビッグバンアタックで攻撃を仕掛けるが、ブラックは指を額に当てると消えた。
「何!?」
「ベジータ!瞬間移動だ!」
背後に現れたブラックが手刀に気を纏わせて斬りかかる。
それをベジータは腕で受け止める。
「ほう、防いだか」
「カカロットの瞬間移動まで出来るとはな…!」
「私は神だ。人間に出来ることが私に出来ないはずがない」
「カカロットの顔も含めてムカつく野郎だ!!」
「来い、ベジータ。貴様を糧にして私は更なる進化を遂げる。無様に死んだ孫悟空の息子の孫悟飯のようにな」
「何だと…まさか、貴様がカカロットの体を奪った世界の悟飯のことか!?」
「おめえ!悟飯に何をした!?」
悟空の問いにブラックは嫌味な笑みを浮かべて語り始めた。
「私はこの体を奪った時、孫悟空の力をすぐに使えると思っていたのだが、最初はブルーどころか普通の超サイヤ人にさえなれない状態だった。慣れない体で闘うのは流石に無理があったのでな、練習台になってもらった。しかし、あの弱さには驚いた。嘗ては孫悟空すら超えた男が超サイヤ人への変身も苦しいようだったからな…妻子を目の前で殺されても普通の超サイヤ人止まりだった。まあ、奴との闘いでこの体の使い方がある程度分かったのでそこは感謝しているがな」
「糞野郎が…!」
何の関係もない上に闘えないビーデルもパンも殺した目の前の男はベジータからしても吐き気がする程であった。
「この時
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