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クリスマスの家族との再会
第二章

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「サンタさんがお願いを聞いてくれたね」
「そうだな」
「本当にそうよね」
「サンタさん有り難う」 
 タイソンは二匹を抱き締めて感謝の言葉を述べた、二匹は彼に抱かれるその中でも喉を鳴らしていた。
 その一家が二匹を連れてオレゴン州スプリングフィールドに行くとだった。
 道で母親らしき太った女性そして茶色と白のピットブルと共に一匹の白っぽいスコティッシュフォールドの様な外見の大きな猫と遊んでいるタイソンと同じ位の年齢の黒髪の男の子を見てだった。
 夫婦は太った女性に尋ねた。
「その猫は」
「そちらの子ですか?」
「いえ、近所の人が飼っている猫で」
 女性は二人に答えた。
「トムっていうんです、雑種で雄です」
「ニャ〜〜〜」
「トム、ジョンと競争だよ」
「ワンワンッ」 
 男の子は小さなボールを投げた、すると。
 猫は犬と一緒にボールを追いかけて行った、女性はその光景を見つつさらに話した。
「私はキャスリン=マンフィールド息子はチャーリーといいまして」
「こちらにお住まいですね」
「そうですね」
「夫と三人で。それでうちの子はです」
「ああしてですか」
「あの子と仲がいいんですね」
「そうなんです、友達同士なんです」 
 こう夫婦に話した、タイソンはその横で家の二匹の猫のリードを持って一緒にいて満面の笑顔でいる。
「それで毎日ああしてです」
「遊んでますか」
「一緒に」
「そうなんですよ」
 夫婦に笑顔で話した、そして。
 女性は息子と犬を連れてその場を後にした、男の子は行く時に猫にまた明日ねと別れの挨拶をして猫も鳴いて応えてだった。
 別れた、夫婦はその光景を見てから家の二匹の猫と今も一緒にいる自分達の息子を見てそうして話した。
「猫との絆は素晴らしいな」
「人間とのと同じだけね」
「うちの子も持っているけれど」
「あの子も持っているわね」
「それを見られてよかったな」
「今回の旅行はそれだけで価値があるわ」
 笑顔で話してそうしてだった。
 息子と一緒に歩いていった、息子は今も二匹と一緒にいた、クリスマスに再会出来た彼等は今も仲良しだった。


クリスマスの家族との再会   完


                   2022・1・27
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