暁 〜小説投稿サイト〜
レンズ越しのセイレーン
Mission
Mission4 ダフネ
(4) ヘリオボーグ研究所総合開発棟14F屋上~第一区画正門
[3/3]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話

 ルドガーに何か言われた? とは問わなかった。分かりきっている事柄であり、口にすればまたエルとの仲がこじれかねないからだ。これから長期間同行することを考えるとそれは望ましくない。

「エルも懐が広い。将来いい女になる」
「そ、それだけ! じゃあね!」

 エルは速足でルドガーの横に戻っていった。ルドガーはエルと二言三言話し、ユティをふり向いて笑った。


(大丈夫、とーさま、アルおじさま、バランおじさま。ユティはちゃんと、とーさまの言いつけ守ってみせるよ)



 ――ルドガー・ウィル・クルスニクを死なせない。
 ユースティア・レイシィを衝き動かす、たったひとつの約束。

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ