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Fate/WizarDragonknight
協力はしない
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れやれ」といった様子で首を振った。

「やあ。ムー人君。ハルト君と仲良くやっているようじゃないか」
「キサマ……っ!」

 ソロが怒声を上げると同時に、ラプラスが動く。
 瞬間移動にも等しい速度で、ラプラスは霧崎の背後に回り込む。そのまま不気味な電波生命体は霧崎の首を切り落とそうと刃を走らせた。

「おいおい。いきなり危ないじゃないか」

 薄気味悪い笑みを浮かべながら、霧崎はトレギアアイでラプラスの刃を受け止める。

「せっかく要石がなくなったんだ。復活はもう確定なんだからさあ、今はもう少し楽しもうよ」
「黙れ!」

 その言葉とともに、ソロが蹴りを放つ。
 霧崎は体を回転させながらそれを避けた。

「はははっ! 君も中々に短気だねえ」

 霧崎はそう言いながら、トレギアアイを取り出す。すでに解放済みの蒼いアイマスクを、霧崎は顔に被せた。
 そこから湧いて出る、闇。それは霧崎の姿を黒く染め上げ、その姿を仮面の邪悪、ウルトラマントレギアへ変質させていった。

「電波変換!」

 それに合わせて、同じく変身するソロ。
 ムーの戦士ブライは出現と同時に、その手にラプラスソードを握り、トレギアへ斬りつける。
 だが、両手を腰に合わせてそれを避けるトレギアは、一笑みのもとに一蹴。

「無駄だよ。トレラアルティガイザー」
「いけない……! 変身!」

 ハルトは急いで土のウィザードに変身。防御の魔法とともにトレギアの前に立つ。
 だが、トレラアルティガイザーはウィザードの防御を貫通し、ウィザードとブライを爆発させる。
 変身解除させられたハルトとソロは転がった。

「ぐっ……!」
「キサマ……! 何のつもりだ!」
「トレギアは共通の敵だし、それにお前は色々教えてくれたし。俺も手を貸す」
「ふざけるな……」

 ソロはハルトの襟首を掴み上げる。

「オレはオレ以外の全てを否定する。ムー以外の全てはオレの敵だ! キサマも、ランサーも、フェイカーも! オレは、この聖杯戦争の参加者すべてを、オレ一人で倒して、ムーの強さを証明する!」
「今はそっちじゃないだろ!」

 ハルトは言い返す。

「俺は敵でもいいし、ムー大陸の敵のままでもいいよ! でも、今アンタが倒すべき敵は俺じゃないでしょ!」

 ハルトはソロの腕を払いのけた。

「俺は、この町を守りたいから八岐大蛇を倒したい。アンタは、そもそもムーの敵である八岐大蛇を倒したい。今の俺たちが敵対する理由なんてない!」
「オレは、ムーの全てを一人で倒す。キサマの協力などいらん」
「……協力なんてしない」

 ハルトは、そこに冷たく言い切った。

「アンタは、俺の力を……ウィザードの力を利用すればいい。俺はアンタの敵なん
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