外伝 加賀編 01 一航戦暗黒神話U
[10/11]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
?」
「・・・何の準備をしていたのかを聞いています」
「ま、まぁ、色々とな・・・」
言えるわけがなかった。加賀抜きでも鎮守府を回していけるように体制を整備していたなどと・・・・・・何しろあの大食漢がもう一人増えるのである。赤城との約定を守りながら、同時にニートを二人も養うため、効率的な鎮守府運営を模索していたなどと・・・・言えば、多分殺される
早い話が、加賀は二人目の『退役』枠確定だったのである
(2021年8月26日 執筆)
「・・・・言葉が通じないのかしら? 言ってわからないのなら、躾が必要ね・・・」
そう言うと加賀は某にずいと詰め寄る。その様子を見て、妙高が間に入る
「加賀さん、提督はあなたがお腹を空かさないよう、色々と尽力されていたのですよ」
「・・・・そう・・・・それは関心ね・・・・・・・でも、私は提督に聞いているの・・・・・これが最後です・・・・答えなさい・・」
加賀にここまで詰め寄られ、某は確信した
《・・・間違いない!・・・コイツはヤバいっ!・・赤城と同類だっ!!!・・・どうする?・・・どうするっ!?》
《・・・同類!?・・・そうか・・・・結局の所・・・・・》
「・・・・加賀・・・俺はお前を使う気はない・・・・無論、始まりの艤装展開も受けさせる気はない・・・・タダ飯喰らいの貴様を養うために、運営計画の整備を見直していた。その為の三か月だ・・・これでいいか?」
《腹をくくるしかないって事か・・・死んだかな? 俺・・・》
「・・・・思ったより、胆が据わっているのね・・・・」
「そんなわけあるか! 逃げられそうにないから居直っただけだ!」
「・・・面白いわ・・・・あなた・・・・・・・でも・・・・・・」
「パーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!」
強烈な張り手一発で、某は執務室の奥まで吹っ飛んでゆく
「・・・道すがら、深雪の大破進軍の話を聞きました・・・・あなたは・・・生きていてはいけない存在です・・・・・」
「・・・あ・・・・・・・が・・・」
「・・・赤城さんは、何故あなたを殺さないのかしら?・・・」
今回の赤城は、いつもとは少し様子が違う・・・・何かを・・・・
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ