外伝 加賀編 01 一航戦暗黒神話U
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覚悟を決めたような節がある・・・・・・
「・・・まぁ、いいわ・・・」
「・・・今はまだ、生かしておいてあげます・・・・・」
そう言うと、加賀は執務室を後にする・・・そして出掛けに・・・
「・・・・精々大人しくしていなさい・・・・私の・・・・気が変わらないように・・・・」
「・・・あの、提督ぅ〜!・・・・生きてます?」
「・・・・・おま・・・え・・・な・・・・・・」
「良かった!・・・息してますね! 提督は運がいいですよ! あの流れは絶対殺されるパターンでしたし」
「・・・は・・・・はは・・・・これで・・・運がいい・・・のかよ・・・」
「それにしても、何故加賀さんは提督を始末しなかったんでしょうね? あそこで手を止めるような方ではないのに」
「・・・約・・定・・・・・・だ・・・・・・アレが・・・・効いてる・・・」
「・・・あぁ・・・それで!・・・提督、やりますね! 正直、舐めてました」
「・・そういうの・・・いい・・から・・・治療・・してくれ・・・・」
「あぁ、そうでした。済みません、忘れてました」
「・・・おまえ・・な・・・わざとだろ・・・」
妙高は大鯨を呼び、某の治療に当たらせる
《・・・あの時、加賀は間違いなく俺を殺す気だった・・・・だが、そうはしなかった・・・・》
《・・・アイツ・・・・赤城の意向を汲んで思い止まったんだ・・・・》
《とにかく・・・・助かったぁーーーーーーーーっ!》
忌憚のない、某の本音であった
程なくして、本年度の某鎮守府整備計画が実行に移された
それまで24名に限定されていた任務が、おおよそ全ての艦娘にその機会が与えられる運びとなった
だが、その中に鳳翔、赤城、加賀の名前はなかった
特に加賀は、【始まりの艤装展開】を受けられなかったため、只の一度も実戦を行うことなく、LV.1のまま退役扱いとなった。これは異例中の異例であった
そしてこれらの事実は隠蔽され、大本営には知られていないはずだった
赤城 04 佐世保沖海戦とティレニア海海戦(T) に続く
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