第一章
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ら」
それこそとだ、福嗣は怒った顔で夏織に話した。彼が怒ることは滅多にないが今はそうした顔になっている。
「食べものを粗末にするなんて」
「最低の行いね」
「つくづく思ったよ」
「あの人色々最低な父親だけれど」
「子供いじめてるだけだからね」
自分の息子をだ。
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