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絶撃の浜風
外伝 赤城編 03 一航戦暗黒神話T
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誓う!」


















「お互い、暇になっちゃいましたね、赤城ちゃん」





 本当にこの子は心配ばかりかけて・・・とでも言いたそうな鳳翔であったが、大破進軍が事実上無効化された事で、幾分表情がやわらいでいるように思えた





「まぁ、干されるのはいつもの事なんで、別にいいですけどね」



「そんな事言って・・・こんなに早く提督と揉めるの、はじめてでしょ」



「あの提督は、今までの中で格別に質が悪いですからね・・・・加賀さん流で言うと、久々に頭にきました」



「ごめんね、私がもっとちゃんとしてれば、赤城ちゃんにあんな嫌な役回りさせなくても済んだのに・・・」



「鳳翔さんは悪くないですよ。アレは、私みたいな第一機動部隊だからこそ、脅しが効かせられたんですから・・・・それに・・・・」




「それに、もし私より先に加賀さんや飛龍たちが来てたら、きっと同じ事をしたと思いますよ」



「・・・・・・みんないい子たちだものね・・・・・・」



「それよりも鳳翔さん、私、お腹が空きすぎてヤバいです。流石に甘味だけじゃもう限界ですよ!」



「ふふっ、そういえば間宮さん言ってましたね。『鳳翔さん、お願いだから早く戻ってきて下さい!』って。営業妨害レベルだって聞きましたよ?」



「だって、鳳翔さんのご飯が食べられなかったんですよ〜! ついやけ食いしてしまいました」



「しかたないですね・・・・赤城ちゃん、今から暖簾を掲げるから、手伝ってくれる?」



「おほっ、しますしますっ! 私、鳳翔さんのご飯をいただく為に覚醒したようなもんですから!」



「また〜調子のいい事言って・・・つまみ食いしたら、前みたいに出禁にしますからね。」




「・・・後ろ向きに善処します・・・・」








こうして、鳳翔と赤城は、仲良く退役扱いとなり、第一線から退いた



 そして、久しくなかった『居酒屋 鳳翔』の暖簾が掲がり、艦娘たちの、憩いの場が帰ってきた。そして、引き戸には《提督禁止》の張り紙があった











加賀 01 Lv.1加賀 に続く
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