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絶撃の浜風
外伝 赤城編 03 一航戦暗黒神話T
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 事が大本営本部に知れたら、何らかのペナルティーは免れない。無論出世の望みも絶たれる



 だが彼は、やってしまった事を嘆き反省するどころか、《大破進軍カード》が思いのほか効果が強い事を知り、逆にこれを利用する事にした






「私に従わないというなら、それは一向に構わんが、せいぜい大破しないよう、気をつける事だな。また同じような不幸が起きないとも限らん」






某提督は、この時《暗黒面》に足を踏み入れた









そう・・・・《大破進軍》をカードに、艦娘たちを従わせたのである








 仮に大破進軍で艦娘をLOSTしたとして、その後の出世の道が絶たれる事はあっても、罷免される事はない。艦娘側からしてみれば、告発しても状況は変わらない。むしろ出世の道を絶たれた某提督の逆鱗に触れ、再び大破進軍を命じられる危険性が高まるだけである








鳳翔も、黙るしかなかった








赤城が就役してきたのは、この事件の後だったのである




 某提督は、何かと口出ししてくる鳳翔の事を疎ましく思っていた。そこへあの高名な戦闘マシーン、一航戦の赤城覚醒である。彼としては当然の如く、すぐに鳳翔と赤城を差し替えた





 事情を知らない赤城は、秘書官就任してすぐに北方AL海域戦闘哨戒任務に出た。ここで赤城は任務を全うし、LV.5となった










だが、これを最後に、某提督の元で赤城が戦場に出る事はなくなった

















「わ、悪かった! お前らの希望通り、他の艦娘にも機会をやるっ! 大破進軍もしないっ!! 約束する! だから・・・」





だが、提督の言葉に赤城はピクリとも反応しなかった・・・・・完全に・・・キレていた





「・・・・何か勘違いしてませんか? お前を処分すれば新しい提督が来て万事解決じゃないですか」



「ひいい〜〜っつ!!!」



「一つ、いいことを教えてあげます。私と、あと3人・・・かつての第一機動部隊の四人は、それぞれの裁量で一人だけ大本営所属の軍人を処分する権限が与えられています。私たちが大本営に協力する条件として、55年前に認めさせたんですよ」



「そ・・・そんな話聞いた事ないぞ!」



「そりゃあそうです。こんな事、誰もが知ってたら、提督やる人いなくなっちゃうじゃないですか。知っているのは、大本営の上層部のごく限られた人たちだけですよ。」



「そ、そんな・・・」



「特
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