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絶撃の浜風
外伝 赤城編 03 一航戦暗黒神話T
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っている





「提督は深海棲艦をわかっていませんね。やつらの中には知性を持った個体もいます。備えは必要です。慢心など、以ての外ですよ」



「話にならんな。貴様の進言など、取り合う気はないわ。失せろ!」





一方的に話を打ち切り背を向ける提督の肩を、赤城は掴む





「まだ話は終わっていませんよ、提督・・・・・」



「・・・・艦娘風情が・・・私の体に触れるなっ!」





振りほどこうとする提督・・・・だが、赤城は離さない・・・艦娘の膂力で掴まれては、人の力でなど振り解けるはずもなかった





「・・・貴様・・・」





睨みつける提督に構わず赤城は話を続ける





「ここの艦娘たちは、一様に覇気がありません。 あなた、一体何をしたんですか?」



「・・・しつこい奴だな・・・それ程言うのなら、一度、貴様の言う通り、他の艦娘にもチャンスをやろう・・・・もっとも、やりたいという奴がいればの話だが」



「・・・・どういう事ですか?」







「赤城ちゃん、もうやめなさいっ!」






執務室へ、一人の艦娘が乗り込んできた





「・・・・鳳翔さん?・・・」





赤城が提督に直談判しに行ったとの知らせを龍驤から聞いた鳳翔が、赤城を止めるために執務室に訪れていた





「提督、申し訳ありませんが、当面は今の編成で任務を回していただけませんか?」



「・・・鳳翔・・・貴様はもう秘書官でも何でもない・・・・貴様の進言など聞く言われはないわ!」



「・・・ですが!!」



「・・・・ふん、だから最初からそう言っているだろう。赤城にもよく言っておけ!」




苦悶の表情を浮かべる鳳翔・・・・これは・・・ただ事ではなかった





「鳳翔さん・・・提督・・・これは、どういうことですか?」









だが、提督は答えない








鳳翔も・・・・黙ったままだった








《この感じ・・・・そう、これは・・・・・》





嫌な、記憶だった




赤城は、麻雲と・・・・六三八の事を思い出していた・・・・













「・・・あぁ、そういう事ですか・・・・・」









赤城の中で、何かがキレた










「提督・・・一度だけ言います・・・この状況は、いかなる理由があろうと私に
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