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IS 転生白書 オリ主が奏でる新しいインフィニット・ストラトス
初食堂!
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 「ふん、朝から走っているとは感心だな」

 「お、織斑先生・・・。いつからそこに?」

 「つい先ほどだ。お前が集中していたようだから、声はかけなかったがな」

 タオルをおいた場所。グラウンドの外れにあるベンチに戻ると、織斑先生が座っていた。
 その手にはスポーツ飲料水が・・・て

 「く、くれるんですか?」
 
 「ああ、受け取れ。真面目な学生に差し入れだ」

 「ありがとうございます!」

 常温に置かれていた為かちょっとぬるいが、うまい!
 なんだっけ?たしかスポーツの後の飲料水はぬるい方が体が驚かないし吸収率がいいんだっけか。今日は用意し忘れていたから助かる。

 「お前はいつもやっているのか?」

 「なんですか?」

 「トレーニングの事だ」

 「あぁ。・・・ええ、そうです。これでもプロボクサーですからね」

 「ほう・・・」

 「といっても、まだ四回戦で公式試合もしたこと無いですけど」

 試合できなかったのはISを動かせることが分かったからだ。
 それまで組んでいた予定を全部キャンセルさせられた。
 会長も皆も、しょうがない事だと言ってくれたけど。俺としては悔しいし申し訳ない気持ちだ。

 「お前はここにくるより、ボクシングをやっていたかったのか?」

 唐突にそんなことを聞かれた。

 「そう、ですね・・・。まぁ、ボクシングを途中で遮られたのは悔しいです。それに、すこし腹も立ってます。・・・でも、悪いことでも無かったですから、後悔とかはしないつもりです」

 「ふっ、やせ我慢するな。だがそういうことなら、協力してやる」

 「ほ、本当ですか?!」

 「あぁ。ただし、ISの事に関してだけだがな。それ以外のことは私に聞くな」

 仮にも教師がそれでいいのかって一瞬思ったけど、改めて考える。
 これって凄いチャンスなんじゃないのかと。

 「私もいつでも時間があるわけではない。だが、すこし早起きするくらいはしてもいいだろう」

 「あ、ありがとうございます!」

 「ふん、礼などいらん。私はただ、出遅れているお前を標準レベルにまで戻すだけだ。補習だと思え」

 「はい!ご指導、よろしくおねがいします!」

 頭を下げる。
 本当にこの人には頭が上がらない。
 確かに俺のISに関しての知識や経験は大きく出遅れている。なにせ勉強を始めたのがつい最近だ。
 何年もしている人に追いつくには、織斑先生の指導は願っても無いことだった。

 「では私は戻るぞ。お前も、風邪引かん内に戻っておけ」

 「はい!」

 くるりとターンして、寮の方へ戻っていく千冬さんの後姿はとても格好良かった・・・・。






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