暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜黒の剣士と紅き死神〜
アイングラッド編
追想編
狂気の戦い、死神は怒り、終焉をもたらす
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て喜ぶか。そんな変人は1人しか知らん」


「……つれねぇな、相変わらず。Wow……俺も同じ奴のことを考えてたぜ。そういえば奴は何処だ?」


「ここだ、Facking野郎」


PoHが左右に気を散らした刹那、後ろから致死の斬撃を放ったのはレイだった。


「……ひゅう、中々dangerousな登場だな紅き死神」


「ははは、悪かったな。ひと思いにバッサリ出来なくて。……2人とも、向こうに幹部がいる。そっち頼むわ」


「ええ……気をつけて」


「分かった」


戦闘力的にPohと1対1(サシ)で戦えるのはレイとキリト位だ。彼に任せるのが妥当だろう。


「急ごう」


「ええ」


対峙する2体の死神に背を向けると、苦戦する本隊と合流した。





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Side レイ


「ククク、やはり怖いか?自分の中の修羅を見られるのが」


「まあな……」


お互いに苦笑しあうと、直後にガラリと雰囲気が変わる。


「さてと、楽しい楽しいIt´s show timeといきますか」


「……征くぞ」


周りの喧騒が消え、互いの周囲に殺気が充満し始める。

PoHのダガーがピクリと動いた瞬間、レイの大太刀は彼の首に向かって振られていた。


「チッ……」


PoHは攻撃から素早く防御に切り替えるが、威力は完全に無効化出来るわけではない。

次の垂直振り下ろしを防いだ時にはHPバーが七割に食い込んでいた。

ソードスキルを使わない無制限の連続攻撃による力押し。

反撃するのも覚束ず、後退を強いられる。


「く、この野郎……」


「そろそろ終るぞ」


ここでソードスキルを発動、刀を振り下ろした体勢からかくんっ、と刀が振り上がり、PoHのダガーを弾く。


そのまま腰の麻痺毒の短剣で斬りつけようとするが、PoHはニヤリと笑うと頭上のダガーをライトエフェクト付きで振り下ろした。


「残念だったなぁ?」


それは短剣ばかりではなく、俺の左腕の肘から下を切り落とした。不快な痺れに顔をしかめるが、奴には1つだけ誤算が在った。


「確かに、残念だが―――」


体勢を低くし、回転蹴りでPoHの両足を払う。


「ぐっ!?」


バランスを崩したPoHを片腕のみで畳み込み、押さえ付ける。


「――腕を切り落とされたぐらいじゃ俺は動揺しない」


チャキ、と大太刀の刃をPoHの首筋に突き立て、そのまま押し込もうとするが、瞬時に身を翻すと翔
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