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ドラゴンボールZ〜孫悟空の娘〜
第36話
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ベジータは大好きな父親なのだ。

直後に背後で大爆発が起き、ベジータの気が消えたのを知ったトランクスは泣いた。

悟林は怒りで目の前が真っ赤になるのを感じながら天界へと向かった。

天界に行くとデンデが沈痛な表情で3人を出迎え、悟林の治療をしてくれた。

後にピッコロとクリリンが来てブウがベジータの捨て身の自爆でも生きていたと知らされ、絶望的な状況に頭を悩ませることになる。

「姉ちゃん…これからどうすればいいの?」

悟天とトランクスが不安そうに悟林を見つめる。

悟空と悟飯はおらず、ベジータは死んでしまった。

頼りになる大人が一気にいなくなってしまったことに幼い2人は不安で押し潰されそうになる。

「どうする?情けない話だが、俺には何も策が思い付かん」

超サイヤ人2すら一蹴するブウの強さには流石のピッコロも希望を見出だせずにいた。

「でも悟林ちゃんが生きてるのが不幸中の幸いだ。魔人ブウを倒せるのは悟林ちゃんだけだよ。悟林ちゃんがこの世にいられるのは1日だろ?…まだ少し時間が残ってる…」

「クリリンさん…確かに倒せる可能性はあるよ…2つだけ…まず、1つは私が超サイヤ人2を超えた変身…超サイヤ人3で挑むこと」

「ス、超サイヤ人3だと…!?まだ上の変身があるのか!?」

「うん」

超サイヤ人2でも想像絶する力だと言うのに更に上の段階が存在することにピッコロは驚愕する。

「でもね、超サイヤ人3は凄く変身にエネルギーを使うの。使ったらこっちにいられる時間が極端に短くなる…だから倒しきれなかったらアウト」

「そ、そうなのか…2つ目の可能性は?」

「…フュージョンだよ」

「「フュージョン?」」

クリリンの問いの答えに悟天とトランクスの声が被る。

ピッコロもクリリンも2人と同じ気持ちなのか疑問の表情を浮かべている。

「フュージョン…!融合ですね!メタモル星人の得意な術だ!」

「知ってるの神様?そうだよ、あの世で会ったメタモル星人に教えてもらったんだ。気と体格が近い場合だけに出来る術。2人の力を合わせただけじゃなくて大幅にパワーアップするんだ。本当に凄かったんだ…メタモル星人の2人は弱くて大人しかったんだけど、フュージョンを使ったら相当な戦士に変身したんだ。だからお父さん達の3人のうち誰かがフュージョンしてくれれば…」

「な…なるほど…悟空、悟飯にベジータのうち2人がいればフュージョンをして…とてつもない戦士となり魔人ブウと闘えたわけだな!」

「そういうこと、でも術は教えてもらえたけど試したことないんだ。あの世で私と同じくらいの人はいなかったし…おまけに術を覚えるのにかなり時間がかかったから…無理だったね…お父さんがどうなったのか分からないし
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