第36話
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いは久しぶりの気の抜けない実戦である。
プイプイ、ヤコンの連戦の後であることもあり、悟飯は徐々に追い詰められていく。
7年間もの修行をサボっていたツケは想像以上に大きかった。
ダーブラの魔術を絡めた戦法に翻弄され、バビディの魔術によってタフネスを大きく向上させたダーブラにあらゆる面で劣っている悟飯はスタミナ切れを切欠に不利になっていく。
界王神も加勢してくれているが焼け石に水。
時間が経過するごとに悟飯のダメージは蓄積していき、焦りが募っていく。
修行をサボるのではなかったと、改めて後悔する。
界王神はいっそフルパワーで復活させてしまうよりはと思ったのか、下の階に繋がる入り口を破壊しようとするものの、ダーブラの気弾で吹き飛ばされて重傷を負ってしまう。
気絶している界王神を見て駆け寄ろうとするも、ダーブラに妨害されて弾き飛ばされてしまう。
ダーブラも決して無傷ではないが、まだまだ体力的に余裕がある。
闘いは一方的になり、最後に悟飯が見たのはダーブラが放った禍々しい気弾であった。
『フルパワーになったー!魔人ブウがフルパワーになったぞー!!』
意識が遠退く直前にバビディの歓喜の声が聞こえた。
そして場所は戻り、荒野で行われている戦闘も佳境に入っていた。
「ふんっ!」
「ぐうっ!?」
悟林の拳が悟空の腹に突き刺さり、動きを止めた悟空を蹴り飛ばす。
「つあっ!!」
しかしベジータはその隙を突いて悟林の顔面に肘打ちを叩き込んで吹き飛ばす。
「痛…っ…へへ…やっぱりお父さん達と闘うのは楽しいや…」
満足そうに鼻血を拭うと、深く深呼吸をした。
「凄く楽しい時間をありがとう…少しだけ見せてあげるよ…私の7年間の修行の成果…超サイヤ人を超えた超サイヤ人を…更に超えた力をね!!」
「超サイヤ人2を…超えただと!?」
「へ…へへ…凄えな…見せてくれよ!」
ベジータは驚愕し、悟空は超サイヤ人2を超えた…自分が目指した領域に悟林が到達していたことに悔しさと同時に誇らしさが混じった笑みでそれを促す。
「これが…超サイヤ人2を超えた変身…超サイヤ人3の変身だーーー!!」
悟林が膨大な気を放出し、放出した気が地球全体を揺らし始めた。
「くそったれ…超サイヤ人3だと…?人が苦労して変身した超サイヤ人2をあっさり乗り越えやがって…超えてやる…必ずな…!」
ベジータも凄まじい勢いで上昇していく戦闘力に震えながらも、まだまだ超サイヤ人の力には先があるのだと理解して笑みを浮かべて変身を待つ。
「す、すっげー…!」
「姉ちゃん…凄いや…!」
チビッ子達も未知の領域の変身に体と心を震わせながら変身を待つ。
「はああ
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