第36話
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、悟飯はいつ戻れるか分からないし…ベジータさんは………最悪の事態だよ」
空気が重くなり、ピッコロとクリリンが何も言えなくなる。
「だったら俺達がやるよ!」
「うん!」
しかし、そこに2人の声が響き渡る。
全員の視線が向けられ、トランクスと悟天が悟林を見上げる。
「俺と悟天なら体も気の大きさも同じだよ。俺達ならそのフュージョンが出来るよね!?」
「2人共…」
「お願いだよ悟林さん!俺達にフュージョン教えてよ!パパの仇を取るんだ!!」
トランクスの決意に満ちた表情にベジータの面影を見た悟林は少し目を閉じると頷いた。
「…分かった。でも時間がないから厳しく行くよ!クリリンさんはお母さん達をここに連れてきて!ここなら少しの間は安全なはず。良いよね神様?」
「…どうでしょう…」
「神はお前だ。自分の考えで判断しろ…」
ピッコロの言葉にデンデは少し沈黙した後に口を開いた。
「…僕は構わないと思います。今この地球があるのは皆さん達のおかげなのですからそれぐらいは…」
「ありがとう神様!ピッコロさん、ギリギリまで私が教えるけどそれだけじゃ時間が足りないから、私があの世に帰ったらピッコロさんが引き継いで教えてあげて」
「よし、分かった!」
「良いぞ良いぞ!希望が出てきた!」
クリリンが見えてきた希望に喜ぶが、ブウのことを考えると不安も覚えるピッコロである。
「ただし…トランクスと悟天がフュージョンとやらを完成させるまでかなり時間がかかりそうだ…それまでには相当な数の人間が魔人ブウの犠牲になるだろう…もしかしたら絶滅…いや、地球そのものが消滅させられるかもしれん…これは賭けだ…堪えねばならんぞ…」
「もし絶滅させられてもピッコロさん達が生き残ってドラゴンボールさえあれば元に戻せる…悟天、トランクス君…頑張ろうね」
「「はい!先生!!」」
幼さ故の真っ直ぐさを秘めた声に悟林は微笑むと目付きを鋭くしてブウの気を感じる場所を見据えた。
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