第36話
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「父さん?」
「怒れ悟飯、セルと闘った時のことを思い出して全ての力を出し切るんだ。そうすりゃあおめえは悟林にもオラ達にだって負けねえ。頑張れよ」
界王神と共に向かうであろう息子にアドバイスをするとベジータと共に悟林を追いかける悟空。
「なあ、悟天。パパ達と悟林さんの闘いだってよ!」
「うん!凄そうだね!」
「俺達も見に行こうぜ!」
チビッ子2人も父親と憧れになりつつある人の勝負に興味を惹かれて追い掛ける。
そしてしばらくして着いた場所は、この3人からすれば懐かしい場所だ。
「良い趣味してやがる」
ベジータが周囲を見渡しながら吐き捨てる。
それは地球に来るまで自身の実力に絶対の自身を持っていたベジータが初めて敗北した荒野であった。
そして当時のベジータの相手であった2人にとっても特別な場所でもあった。
「あの時の私は弱かったからベジータさんには最初の闘いは勝てなかった。2回目の時もお互い調整中だったとは言え完敗した。だけど、今はどうかな?お父さんも手加減なんかしないでよね?」
「おめえ相手に手加減なんか出来ねえさ…どっちからやる?」
「当然俺からだ。」
生前で散々組み手をしてきた悟空よりも機会が少なかった自分の方が優先されると言わんばかりのベジータの態度だ。
「おいおい、待てよベジータ。悟林はオラの子だぞ、だからオラが最初にやる!」
悟空からすれば久しぶりの娘との手合わせなのだから横取りされるなど堪ったものではない。
「ふざけるな!貴様はあいつが生きている時に散々やっただろうが!ここは俺からだ!」
「いやオラだ!」
順番で揉める2人に悟林は一瞬だけ微笑むと超化して一気に超サイヤ人2へと変身する。
「「!!」」
「どっちでもいいよ?…私が2人同時に相手すればいいんだからさ!!」
足に力を入れて地を蹴り、一気に距離を縮めると口喧嘩している2人に拳を突き出した。
即座にそれを避ける2人。
そして2人もまた超サイヤ人2へと変身する。
「チッ!じゃじゃ馬が!」
「しょうがねえな、久しぶりに…思いっきりやっか!!」
「そらっ!!」
悟林がベジータに向かって回し蹴りを繰り出し、ベジータはそれを左腕で受け止める。
「ふん!こんなものか!?」
腕に痺れが走るが、構わずに反撃とばかりに殴りかかるベジータの拳を掴み止めた瞬間。
「後ろだ!」
瞬間移動で背後を取った悟空が悟林を蹴り飛ばし、近くの岩に叩き付けた。
「カカロット!余計なことをするな!」
「そう固えこと言うなよベジータ。そんなことより来るぞ!」
岩を吹き飛ばしながら2人に突撃する悟林に対して悟空とベジータ
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