第36話
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ビーデルの小さかった気が元に戻ったのを感じ、どうやら無事に仙豆は届けられたようだ。
そして悟飯の試合になったのだが、頭のバンダナが取れたことで正体が観戦に来ていたクラスメイトにバレた上に中々試合が行われないことで観客から野次が飛んでいる。
「悟飯の奴…人には超サイヤ人になるなって言っておいて自分はなるのか…」
しばらくして超サイヤ人を超えた超サイヤ人もとい超サイヤ人2へと変身した悟飯だが、超サイヤ人2であるにも関わらず迫力があまりない。
どうやら悟飯は悟林が思っていたよりも力が落ちているようだ。
そして悟飯はスポポビッチとヤムーからの奇襲でやられてしまう。
「おかしいな、いくら弱っててもあんな奴らにやられそうにないんだけど…ちょっとお父さん達のとこに行ってこようか」
「「はーい」」
チビッ子2人を連れて大人達の所に向かい、話を聞いてみる。
何でもピッコロの対戦相手は界王よりも高位の神である界王神であり、ある目的のためにこの大会に潜り込んで悟飯を利用したとのことで、どおりでピッコロがあっさりと棄権したわけだ。
ピッコロは地球の神と同化したので神の上下関係に敏感になってしまっていたようだ。
「これってもしかして私達も行くの?」
「勿論だ。どうしてこうなったのか知りてえしな」
「…ねえ、私が何のために下界に戻ってきたか忘れた?せめて、私と勝負してからにしてくれない?」
自分が下界に戻ってきたのはこの7年間の修行の成果を下界の強者である父親とそのライバルにぶつけるためだ。
なのに大会では享年9歳であることを理由に子供の部で闘わされ、そして界王神とか言う会ったこともない人物に時間を取られることには流石に焦りを覚える。
「え?いや、でもよ…」
「俺も同じ意見だ。俺はこの大会で貴様や悟林と闘うために来たんだぞ。」
悟林を援護してくれたのは私情もあるだろうがベジータだった。
この日のために鍛えてきた力を振るう機会を無にされそうになっているためか、どことなく苛立っているように見える。
「界王神様のことは悟飯に任せようよ。ピッコロさんもいるんだし…終わったら手伝いに行くからお願い。私と闘ってよ」
悟空は娘の欲求不満に満ちた目を見た。
昔の娘はもっと我慢出来ていたはずなのだが、やはりあの世でのあらゆる束縛のない7年間の生活でやはり娘の性格に変化が起きているようだ。
「うーん…しょうがねえな。オラ達は悟林と手合わせしてから行くからおめえ達は先に行っててくれ」
「やった!じゃあみんなは後でね!」
この場を離れていく悟林。
その目にはやっとここまで鍛え上げてきた自分の全開の力を解き放てることへの興奮が宿っていた。
「悟飯!」
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