第34話
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と子供で分かれており、享年9歳の悟林は子供の部行きとなってしまった。
これには悟空やベジータ、ピッコロが残念がっていた。
「うーん、お父さんとベジータさんの試合になったら乱入しよっかなー?」
良からぬことを考えている悟林にクリリンが止める。
「駄目だ。大会が滅茶苦茶になるし、悟空とベジータの失格も有り得るし。2人が同時失格なんてしたらチチさんとブルマさんが怒るぞ」
「冗談だよ冗談…半分くらいは……ちぇー、お父さんとベジータさんと試合したくて帰ってきたのにこれじゃあ現世に帰ってきた意味ないじゃない」
「あのー、姉さん。僕も修行してきたんですけど」
「仕方ない、試合になったら悟天とトランクス君に稽古をつけてあげよう。今日くらい末の弟とトランクス君との交流に力を入れて…」
「姉さん!」
「ん?何さ?」
悟天とトランクスとの試合を待ち遠しそうにしている悟林に悟飯は声を張り上げる。
「僕も大会のために修行してきたんですよ。どうですか?」
「昔より弱い。それだけだね」
「んなあ!?」
天下一武道会に出場するためにそれなりに鍛えてきたが、あっさりと一蹴されたことに悟飯は驚愕する。
「ねえ、お父さん。ベジータさん、勉強マニアの悟飯ちゃんは7年間修行サボってたんでしょ?どうせ」
「ん?ああ」
「平和なのを良いことに大したトレーニングはしていなかったようだ。今では俺達の方が上だ」
悟空とベジータの返答に悟林は悟飯を見つめる。
「本当に予想を裏切らないね悟飯ちゃんは?」
「うくくく…だって勉強があるし…」
「学者目指すなら仕方ないけど、丸1日机にかじりつくな馬ー鹿。」
悟林とて悟飯の夢は分かっているのだが、丸1日机にかじりついているのは不健康過ぎる。
「良いなー、悟天。悟飯さんだけじゃなくて悟林さんみたいな可愛いお姉ちゃんがいるんだし。と言うか悟林さん、おじさんやおばさんにも似てないな」
「姉ちゃんはお父さんのお母さんに似てるって聞いたことあるよ」
姉弟のじゃれあいを見つめながら悟天とトランクスは試合を楽しみにしている。
「ところで、何で18号がいるの?賞金稼ぎ?」
視界に入った18号を見つめながら首を傾げるとクリリンが自慢気に口を開いた。
「ふふん、実は18号は俺の嫁さんなんだ。」
「え?結婚したの?おめでとうクリリンさん」
「おう、サンキュー」
敵であり人造人間である18号と結婚したことに驚きはしたが、幼い頃から世話になったクリリンなので、悟林は素直に祝福する。
「あ、もしかして近くにいた女の子って…」
「そ、俺と18号の子供さ。名前はマーロン。可愛かっただろ?」
「うん!す
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