第22話
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3年。
時間は誰しも平等に訪れ、流れてゆく。
普段と変わらぬ時間に起きた悟林は、何時もと変わらない日常の朝を迎え、チチお手製の食事を済ませて亀仙流の道着に着替え、ナメック星で着た戦闘服の手袋と靴を身につけた。
地球人の道着とサイヤ人(正確にはフリーザ軍)の戦闘服の合体スタイル。
自分の目標である2人のサイヤ人を意識しつつも、自分は地球人とサイヤ人の混血であることを誇るような姿だった。
「良いだか悟飯ちゃん?悟林ちゃんから絶対に離れるでねえぞ?悟林ちゃんも悟飯ちゃんを守るだぞ?おめえは姉ちゃんなんだからな」
「勿論、悟飯は何時でも私が守ってあげるよ。」
「お、お母さん!お姉ちゃん!ぼ、僕だって闘えるよ!い、いつまでもお姉ちゃんに甘えてるわけじゃないんだから…!」
「ふふ、そう言うのは私に一本取れるようになってから言いなさい。でもまだまだ悟飯ちゃんには負けてあげないけどねー」
からかうように言う悟林と悔しそうな悟飯。
双子の微笑ましい姿に悟空達は笑みを浮かべる。
「悟空さとピッコロさも気を付けるだぞ……本当に弁当持ってかねえだか?」
「ああ、すまねえチチ。行ってくる!」
悟空の言葉と共に4人は目的地へと向かっていった。
「おーい、悟飯。そんなに飛ばさなくても間に合うんだからスピード落としなさい。体力がなくなっちゃうよ」
「あ、うん」
悟林の注意に悟飯はスピードを落とした。
「孫悟空、どうだ…正直言って今度の敵…勝てると思うか…」
双子が話し合っている隣でピッコロが悟空に尋ねる。
「見てもいねえのに分かりっこねえさ。やってみてから答える」
「呑気で良いな貴様は…俺だって自信がないわけじゃない…だが、どうも嫌な予感が頭から離れん…」
「ピッコロ、頼むからおめえはやばくなっても無理すんなよ。おめえが死んだらドラゴンボールもなくなっちまうんだから」
新しいナメック星への正確な場所が分からない以上、ナメック星のドラゴンボールにも頼れない。
ピッコロの死がアウトなのだ。
「お父さん、クリリンさんだよ!おーい!クリリンさーん!」
「クリリンさーん!」
自分達より少し前を飛んでいたクリリンに双子が声をかけるとクリリンが振り返った。
「お…おう、大きくなったな2人共…」
「何だよクリリン、久しぶりだってのに随分元気ねえじゃねえか」
「これから化け物と一戦やらかそうって時に浮かれてられっかよ…お…俺は超サイヤ人じゃないんだぜ…」
「…お、見えてきたよ」
「南の都の南西9q地点…あれだ!あの島だ!」
南の都、南西9q地点。
その場所に到着してみれば、結構大きな島で、まずい事にわりと大きな町
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