第20話
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拳を叩き込んでそのまま気功波を放った。
気功波に押された悟林は岩壁に叩き付けられる。
「どうした?そんなものか?」
ベジータの挑発に悟林は自分を下敷きにしている岩を気で吹き飛ばすことで答えた。
「そんなわけないでしょ?こんな楽しいことあっさり終わっちゃ勿体無いよ」
「ふん…人造人間とカカロットとの闘いの前にこれ以上の余興はないだろうな」
「余興にしちゃ派手だけどね」
「くっくっく…これくらいが丁度良いだろうが!!」
「まあ、私は勝つつもりで行くけどね!!」
再び2人はぶつかった。
体格は言うまでもなくベジータが上だが、混血とは言え悟林とてサイヤ人。
自分より上の体格の相手と闘ってばかりなので機転を利かせて体格差を埋めていく。
「「はああああっ!!」」
次に悟林とベジータは高速で飛び回りながら気弾戦に持ち込み、とてつもない威力の気弾がぶつかり合って爆発が起きるが、2人は強めの気弾をぶつけ合って爆発の余波で距離を取る。
「かめはめ波ーーーっ!!」
「ギャリック砲っ!!」
気功波の押し比べとなるが、やはり経験だけでなく戦闘力も上を行くベジータには押されていく。
悟林の気功波は力負けしたので悟林は気功波を中断して横に飛んでかわすとそれを読んでおり、同じように気功波を中断して距離を詰めたベジータの拳を喰らって吹き飛んで地面に倒れる。
「特別に見せてやろう。俺の新必殺技、ビッグバンアタックをな!!」
舞空術で上昇し、気を放出すると手のひらに高密度の気弾を作り出した。
「はは…凄い気だ。」
かなり闘ったと言うのにまだこれ程の余力があるベジータに悟林は敬意を抱いた。
「これで終わりだ!!」
ビッグバンアタックが悟林に向けて発射されたが、これに対して悟林は笑みを浮かべた。
「悪いねベジータさん。私は負けるつもりなんかないんだ…私の中のサイヤ人の血が叫んでる…“もっと先へ、もっと強くなれ”ってさ!!」
「っ!!」
悟林の姿が悟空と重なったように見えたベジータは目を見開く。
「魔閃!かめはめ波ーーーっ!!!」
悟林もまた最高威力の技で迎え撃ち、ビッグバンアタックと魔閃かめはめ波の激突によって無人の荒野が凄まじい閃光で照らされた。
数分後、気絶した悟林はベジータによってパオズ山まで運ばれ、孫家の前で倒れていたと言う。
運んでくれたなら家の中に入れても良かったんじゃないかとも思ったが、ベジータはまだまだ修行中で調整の途中だったのだろう。
中途半端な状態で悟空と会うつもりはないのだと悟林は何となく分かった。
後日、会ったブルマに最近妙にベジータの機嫌が良いと聞いた。
会話の内容がほとんどベジ
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