第20話
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まじい特訓を繰り返し、そしてある日俺は自分の限界に気付いた…。カカロットや貴様に先を行かれ、終いにはどこの馬の骨とも知らん奴にさえ先を行かれた自分への怒りで突然目覚めたんだ。超サイヤ人がな」
超サイヤ人が3人。
特に自分よりも年下で、ベジータからすれば正体不明のサイヤ人であるトランクスやそれよりも年下の悟林にまで負けたのはプライドを大きく傷つけられ、そしてその2人にまで負けているというその怒りが起爆剤となり、まだ足りないS細胞の数を補って余りある程に刺激して増やし、ベジータを超サイヤ人の領域へと押し上げたのだ。
「凄い…凄いよベジータさん…」
口から思わず出たのは感嘆。
そして思わず悟林は超化した。
「何のつもりだ?」
超化した悟林を見ても余裕の態度。
超化した理由など純粋なサイヤ人であるベジータは理解しているのだろう。
悟林は闘いたいのだ。
自分を上回る父親以外の超サイヤ人に。
「勝負しようよベジータさん…!」
「ほう、超サイヤ人の境地に達したこの俺に挑もうと言うのか?」
「うん!」
戦闘欲に支配された悟林の視線を心地良さそうに受けるベジータ。
「良いだろう…光栄に思うが良い!貴様はこの超ベジータ様の最初の相手だ!!」
「だああああーーーっ!!」
ベジータも超化し、2人は激突した。
超パワーのぶつかり合いにより、周囲の岩が吹き飛ばされていく。
拳と蹴りを互いに繰り出し、叩き付けるとクレーターの規模が深く、広がっていく。
悟林の拳を受け止めるとベジータは上空に蹴り上げ、吹き飛ばされた悟林は真上に気功波を放って急停止して真下を見るが、ベジータの姿がない。
「上だ」
「うわあっ!」
ベジータは悟林の脳天に組んだ拳を叩き付ける。
悟林は何とか体勢を立て直して着地するとベジータに気弾を連射する。
そして気弾に小型の気円斬もいくつか混ぜてベジータに放つ。
「俺にこんな小細工は効かん!」
しかしベジータは気弾に混ざった気円斬を見破り、全てかわしてみせた。
「本命はこっちだーーーっ!!」
しかし悟林とて気円斬がベジータに通じないのは予測済み。
気円斬は凄まじい殺傷力を誇るがスピードが遅いため、対処はしやすい。
いくら小型化してスピードを上げたとは言え、超化したベジータが見切れないはずがない。
しかし気円斬は凄まじい殺傷力のために回避にいくらか気を割かねばならない。
悟林はベジータの横っ面に全力の回し蹴りを叩き込んだ。
「ぐっ!!」
「だだだだだだ!!」
怯んだベジータに悟林はラッシュを仕掛ける。
数発貰ってしまったが、ベジータはすぐに立て直して悟林の腹に
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