第17話
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の方が速くて抜かれちまったんだ。ちっとも反省してねえようだからやっつけてやろうとしたらおめえ達が先にやっつけちまってたからなあ」
「えへん!」
「あなたが到着するまで3時間もあって無理だったようですね」
悟林が胸を張り、青年が3時間もあっては無理だったことを言うと悟空は2人に笑みを見せる。
「いやあ…そうでもねえ。新しい技を手に入れてさ」
「新しい技!?」
「何の技なのお父さん?」
「所謂、瞬間移動って奴だ」
「「瞬間…移動!?」」
青年と悟林の声が重なる。
悟空はそれを気にせずに瞬間移動のことを説明した。
「ヤードラットって星の連中が教えてくれたんだ。不思議な連中でさ。力はそんなに強くねえが、色んな技を知ってんだ」
「そ…そうだったのですか…俺は無意味に歴史を変えてしまった…そのせいで孫さんと悟林さんだけに会うつもりだったのにみんなと出会ってしまったし…」
「歴史…?どういうことだ?」
青年の言葉が気になった悟空は不思議そうに見つめる。
「その前にお伺いしたいのですが…孫さんは自分の意志で自由に超サイヤ人になることが出来ますか?悟林さんのように無理をしてなるような感じではなく」
「ああ、最初は駄目だったが、苦労して今はコントロール出来るようになった。」
「凄いなお父さん。私は界王拳で無理してパワーを上げないと変身出来ないのに」
「今ここで…なって頂けませんか?お願いします…」
「…分かった。んっ!!」
気合を入れると悟空は青年と同じように、悟林と違って技で無理やり変身するような物ではなく普通に超化した。
「わあ…凄いなお父さん。格好いい」
「ありがとな、さてこれでいいのか?」
普段の悟空からは考えられないくらいに声が低い。
悟林もそうだが、変身すると少し興奮してしまう影響なのかもしれない。
「ど…どうもありがとうございます…驚いた…超サイヤ人になった悟飯さんと瓜二つだ…」
「悟飯と?…どういうことだ?」
遠くで驚いている悟飯を少しだけ見遣り、次に悟林を見つめる。
「悟飯は超サイヤ人になれないよ」
ナメック星に帰ってから修行はしていないし、超サイヤ人になろうとさえ思ってもいないだろう。
「…まあいいさ、で…どうするんだ?」
「俺も超サイヤ人に…」
青年も超化すると悟空の目が見開かれた。
「その若さで大したもんだ。俺が苦労した超サイヤ人になれるなんてな」
自分が苦労した超化を目の前の青年も同じようにコントロールしている。
いや、自分以上に慣れている様子に敬意を抱いた。
「悟林さん、少し離れていただけませんか…失礼します」
「え?」
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