第12話
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せようとする。
「何をぐずぐずしている。早く言わんかっ!さっさとこの俺を不老不死にするんだっ!フリーザに殺されたいのかっ!」
「……く……」
「ク、クリリンさん、フ…フリーザはも、もうすぐそこまで…!」
「こっ、こうなったら破れかぶれだ!デンデ、そいつの願いを叶えてやれ!ベ、ベジータもとんでもない悪だが、フリーザよりはマシだ!く、悔しいがそれしか今のピンチを凌ぐ方法はない…!」
悔しそうにデンデにベジータを不老不死にさせるように言うクリリン。
「わ…分かりました…」
「よーし!それで良いんだ!(い、良いぞ!これでフリーザに俺を殺すことは出来ん!どこまでも食らい付いてやれば今は無理でもそのうち倒せる…!くっくっく…全宇宙を支配するのはこの俺だ!!)」
「で…では…」
デンデがポルンガに振り返り、最後の願いを言おうとした直後にポルンガが消えて空が明るくなり、ドラゴンボールが石となった。
「………ど…どうしたんだ…な…何故、龍が消え…空が、ま、また明るくなった…んだ。な…何故ドラゴンボールが、あ…あんな石に…」
突然のことに理解が追い付かないのかベジータは拳を震わせながら石となったドラゴンボールを見つめた。
「さ…最長老様が亡くなられたのです…ドラゴンボールを作られた最長老様にと…とうとう寿命が…」
「なっ、何だとーーーっ!?ガキ…!お、俺の不老不死はどうするんだ…!」
「そ…それは…」
ドラゴンボールがない以上、ベジータを不老不死にすることは出来ない。
つまりこのままでフリーザと闘わなければならないことになる。
「き…貴様らがこの俺を出し抜きさえしなかったら…ゆ…許さんぞ…」
「あ、あの…フリーザを倒すための作戦があるんだ。聞いてくれないかな?不老不死だったら…みんなを生き返らせた後に地球のドラゴンボールで…」
「作戦だと!?俺を不死身にする以外に何の……」
悟林に食って掛かろうとするベジータだが、言葉が途切れた。
不思議に思った全員がベジータの見ている方角を見遣るとそこには…。
「……あ……あ……」
「あいつが…フリーザ…なの…?」
岩の上でフリーザが悟林達を見下ろしていた。
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