第11話
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いクリリンが立っていた。
「仙豆は後1粒あったよな!?」
「あるよ」
「最後の仙豆をベジータに!」
「え?何で?」
悟林だけではなくクリリンや悟飯も唖然としている。
「あいつとは後で地球での決着を着けてえからな。頼む」
「……はーい」
不貞腐れたようにベジータに歩いていく悟林の前にボロボロの格好の巨漢が立ち塞がる。
「おーっと待った!ここから先は通行禁止だぜ〜」
「誰?」
「俺はギニュー特戦隊!リクーム!カスはみんな俺がお掃除しちゃうもんね〜とうっ!」
ふざけた態度と共に悟林に迫るリクームの拳。
「お姉ちゃーんっ!!」
悟飯の叫びが響いた次の瞬間、悟林の後方に吹っ飛ばされていたのはリクームだった。
「へ?」
「「え!?」」
「へへ〜」
突然の浮遊感に唖然となるリクーム。
目を見開くクリリンと悟飯。
得意げに笑う悟空。
リクームは顔面から地面に激突した。
「な、何だ…!?一体何をしやがったんだあのガキ…!?」
ベジータも困惑しているが、悟林がしたのは何ということはない。
リクームの拳を片手で掴んでその勢いを利用して後方に投げ飛ばしただけである。
ただそれが目に見えなかっただけで。
「はいこれ」
ベジータの前に立つと最後の仙豆を渡した。
「何だこの豆は…?」
「それは仙豆って言って酷い怪我を治してお腹も膨らむありがたい豆なの。それ食べて治して」
「き、貴様らの情けなど…!」
「情けじゃないよ。お父さんはお前と闘いたがってるんだもん。ボロボロのお前を倒したってお父さんは嬉しくないの、どうせなら怪我を治して強くなったお前と闘いたいんだよ。食べないなら無理やりにでも押し込むよ」
最初は拒否するベジータだが、押し付けられた仙豆を見ると渋々口に含んで噛み砕き、そして飲み込むとベジータが全快し、更にパワーが増した。
「…か、体が…」
「あ、あのさ…悟空?ひょっとして悟林ちゃん。滅茶苦茶強くなってないか?」
「ああ、オラも悟林も地球の100倍の重力で修行したんだ。当然100倍の重力に慣れてな」
「ひゃ、100…!?」
とんでもない修行にクリリンと悟飯は唖然となるしかない。
「さてと…こいつらはオラ達が片付ける。おめえ達は休んでろ」
そして悟林を睨んでいるリクームの元に向かっていく。
「こ、このチビめ〜!何をしたか知らねえが、こうなったら俺の最高の技を見せてやる!リクーム!ウルトラ…ファイティングうっ!?」
悟空の肘打ちと悟林の蹴りが容赦なくリクームの腹に炸裂し、大きく吹き飛ばされたリクームは岩に激突し、気絶してしまった。
「残り
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