第10話
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みっか?」
「ハアッハアッ…そ、そうだね…」
汗を床に落としながら2人は重力を30倍にしようとした時、悟林にとって聞き慣れない声が聞こえてきた。
『悟空よ、聞こえるか。悟空…あれ?』
「え?誰?」
聞き覚えのない声に悟林は思わず周囲を見渡す。
「あー!その声は界王様か!?」
『お、おう、如何にも界王じゃが…お、お前一体、そこは…もしかして宇宙か!?お前一体宇宙なんかで何を…あ、そうか!ナメック星じゃな!ドラゴンボールが見つかるといいのう』
間の抜けた台詞に、父子は少しばかり肩を落とした。
この分では、ナメック星に何が起きているのかも知らないのだろう。
「何だよ〜界王様、何にも知らなかったのか?ナメック星じゃとんでもねえことが起こってるんだぞ!」
『とんでもないこと?…まあ、その話は後で聞くとして…実はな、ここに客が来おったんじゃよ』
「ねえ、お父さん。この人誰なの?」
「界王様だ。父さんを鍛えてくれた凄え人だ。前に話したろ?」
「へえ…」
『何じゃ娘もおるのか?とにかく凄いぞ!今度の客はお前より遥かに短い時間で蛇の道をクリアしてここに到達しおった。しかも4人じゃぞ!』
「「4人?」」
互いに顔を見合わせる父子に界王様は楽しげに笑った…気がする。
『そうじゃ!お前達も良ーく知っておる4人のはずじゃが』
「ま、まさか…」
「ピッコロさん達…かな?」
『当たりじゃ。みんな悟空がしたよりも厳しい修行を望んでおる』
悟林の呟きが当たっており、悟空が笑った。
「そりゃあ凄えや!ははっ、揃いも揃ってみんな界王様んとこに着いたってか!」
次に聞こえてきたのは界王ではなく、ヤムチャの声であった。
『よう、聞こえるか?悟空。あの世で死んだ神様に会ってさ、ここのことを教えてもらったわけだ。聞いたぞ、お前達ピッコロの故郷の星に行ってドラゴンボールを探してくれてるらしいな。俺達を生き返らせるために…』
「4人って言ったな。ヤムチャと天津飯とピッコロ…残りの1人は神様か!?」
『いや違う、神様はあの世に残られた。何と餃子さ』
「え?でも餃子さんバラバラになっちゃったけど…」
ナッパを倒そうと自爆して命を散らした餃子。
体がバラバラになったのにあの世では大丈夫なのだろうか?
『心配無用だ悟林ちゃん、餃子の体を神様が元通りにしてくれたんだ。ここで修行させるためにな』
「そうか、良かったな」
「ピッコロさーん、元気にしてる?」
『死んでるのに元気も何もあるか…修行は怠っていないようだな』
「勿論、今お父さんと地球の20倍重力で修行して、今30倍に挑戦するの!」
悟林の言葉にヤムチ
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