第10話
[1/7]
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
悟空と悟林父子を乗せた宇宙船は宇宙へと飛び立ち、飛び立つ際に悟空が悟林を捕まえたことで床に勢い良く落ちるのは避けられた。
「す、凄い揺れだったねぇ…」
「あ、ああ…こ、こいつは確かに速え〜や…!それにしても宇宙…ってのは随分暗いもんだな。今、夜なのか…?」
「本で読んだことあるけど、宇宙ってずーっと暗いんだって」
「何でだ?」
「さあ?明かりになる物がないからじゃないの?地球だってお日様やお月様の光で照らされてるじゃん」
「ふーん、まあいいや。早速修行すっぞ!たった6日間で着くのはありがてえけど、それまでにあのベジータって奴を超えなきゃならねえってのはえれえことだ…」
「じゃあ、重力装置入れるよー」
「おー、界王様の星は地球の10倍だから20倍にしてくれ」
悟林が重力装置を動かすと重力が20倍となり、即座に2人を襲う。
「ふぎゃ!?」
「おほっ!!」
急激な変化に悟林は床に倒れ、悟空も膝を着きそうになるが、何とか堪えた。
「お、重い…!」
「く〜っ!さ、流石に効くなあ…!悟林…全身に気を何時もより多く充実させるんだ…そうすりゃあ動けるぞ…!」
「は、はい…!」
悟林は言われた通りに全身に気を充実させると体を動かせるようになるが、ここまでキツいとは思わなかった。
「やっぱ基本から徹底的に鍛え直さねえと…何倍もの界王拳に耐えられねえ…!」
腹筋、腕立て伏せ、ランニングなどの基本を繰り返しながら2人の激しい修行は始まった。
目標の強さは最低でも大猿となったベジータだ。
あの圧倒的な力は今でも忘れはしない。
「お父さん、界王拳を使いながら修行って駄目かな?重りの服とかこの修行みたいにきついからきっと強くなれるし界王拳の練習にもなるし」
「うーん、悪くはねえけど、こうも体が重いと気のコントロールが上手くいかねえと思う。でも基本から徹底的に鍛えれば界王拳での無茶は何とか耐えられると思うぞ」
「そっかー…」
良いアイデアだと思ったのだが、高重力でただでさえ体がきついのに界王拳を維持しながらの修行は体を壊すだけだと言われた。
「落ち込むことはねえって、界王拳に慣れようってのは良いと思うぞ。でもそれは地球に帰る時だな」
「はーい」
2人は20倍の重力に多少慣れていくと、組み手を始めた。
本人達が認めているかは分からないが、戦闘民族と言われるサイヤ人は闘いの中で更に成長し、20倍重力でもそれなりに動けるようになった。
「たあっ!!」
悟林の拳を悟空がガードして互いに距離を取ると2人は深い息を吐いた。
「ぷーっ!ハアッハアッ、よ、よーし良いぞ。オラ達、20倍の重力にも随分慣れてきたし、30倍にして
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ