フリーザ編
第9話
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置を頼んでるんだ」
「へー、100倍」
「それくらいやらねえとサイヤ人に勝てっこねえもん。それにおめえも強くなったようだしな。」
悟林の気が更に大きくなっている。
ちゃんと修行をしている証拠だ。
悟空は天界でのポポとの修行の話を聞いていると、懐かしそうに天界のある方角を見つめた。
「ねえ、お父さん。界王拳教えてよ」
「へ?界王拳を?」
「うん!私、ベジータやでかいのに全然敵わなかったからさ!界王拳教えて欲しいな」
瞬間的にパワーを上げられる界王拳は悟林からすればとても魅力的な技であった。
「うーん、別に構わねえけど…このままじゃ退屈だし…よし、屋上に行くかっ!」
車椅子に乗せられた悟空は悟林と共に病院の屋上に向かうと界王拳の説明をする。
界王拳は使用する者の基礎力を反映し、気を内面で激しく高め、その力を体の隅々にまで行き渡らせてコントロールする。
力、破壊力、防御力、スピード。
全ての戦闘に関わる力が大きく上がる代わりに、コントロールを誤れば界王拳が瞬時に解けるどころか体に激しい負担をかけてしまい、乱用は出来ない。
そして肉体の限界を超えた倍率での界王拳も厳禁であり、もしそのようなことをすれば今の悟空のように体を壊してしまう。
界王拳を使う上での注意はこれだ。
悟林も界王拳で無理した結果が今の悟空なのだから良く理解している。
「良いか悟林、界王拳を使うにはまず全身の気を高めるんだ。」
「うん」
「……よし、それくらいだ。練習なんだからいきなり全力でやらない方がいい。病院に逆戻りになる、高めた気を全身に回してコントロールするんだ。そのままな」
「………っ」
悟林の表情が険しくなり、ほんの一瞬赤いオーラが出たがすぐに消えてしまった。
「大丈夫か悟林?」
「う、うん…界王拳…難しいんだね…」
口で説明すると簡単だが想像以上に難しい。
内面で高めた気をそのままにコントロールしてそのまま全身に行き渡らせ続けると言うのは難しい。
しかもこれを動いた状態で発動していたのだから父親の悟空の凄まじさが理解出来る。
「簡単に出来るはずねえさ、父さんも苦労したんだ。それにいい線行ってたぞ。まず止まった状態で界王拳をしばらく続けられるようになる。次は歩きながら、そして更に次は走りながら、最後は空を飛んで速く動き回りながらだ。大丈夫、おめえなら出来るさ」
「うん、ありがとうお父さん」
悟林は天界と病院を行き来しながら仙豆が出来上がるまで、ポポと悟空の修行を受けるのであった。
そしてそんな生活をしながら悟飯達がナメック星に旅立ってから34日が経過した。
悟林は悟空の指導を受けながら、界王拳
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