第1話
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ねえ…何でまた?」
「お父さんの影響なんだよねっ」
「「「へ?」」」
予想外な悟林の言葉にクリリン達の視線が向けられるが平然としている。
どうやら父親の胆力も娘に継承されたようだ。
「お父さん、私と悟飯と一緒にパオズ山の色々な所に連れていってくれるの。見たことのないお花が咲いてる場所や恐竜の卵が孵りそうとか、食べられる物や食べられない物。お薬になるものとか…色々教えてくれて、もっとたくさん知りたいから学者さんになりたいってお母さんに言い出したんだっけ?」
「う、うん…」
恥ずかしそうに俯きながら人差し指をつつきあいながら肯定した。
「そっかー、それにしても学者になりたいって切欠がお前なのが意外だよ」
「そうか?」
「そうだよ、何だ…お前も結構良い父親してるじゃないか」
悟空が2人に知識を与えてることについては驚いたものの、悟空は幼い頃からパオズ山でずっと暮らしていたのだ。
山奥で生きるために培った生きた知識は相当な物だろう。
「はっはっは、あの世間知らずで子猿のようじゃった悟空が一端の父親になれたようで何よりじゃよ。あの跳ねっ返り娘も中々の教育ママさんなようじゃし。」
世間知らずで奔放な悟空が父親なのだから寧ろ子供達には厳しいくらいの母親が必要だろう。
「ねえ、今気がついたんだけど、悟林ちゃんと悟飯君の帽子に付いてるのドラゴンボール…!?」
「ああ、悟林には三星球。悟飯には四星球だ。四星球は祖父ちゃんの形見だからな!探しだして付けてやった。後、六星球も見つけて家に置いてあるぞ」
「懐かしいわね、ドラゴンボールか…」
和やかに談笑する悟空達だが、それは次の瞬間壊されてしまう。
悟空がここから少し離れた場所で恐ろしく強大で邪悪なパワー…気を感じ取ったのだ。
険しい表情を浮かべた悟空にクリリン達が動揺する。
「な、何だ!?どうしたんだ?悟空…」
「な、何かこっちにやって来る!何か…!!」
クリリンが尋ねるが、悟空から聞いた言葉にクリリンも悟空の見ている方角を見つめる。
「え…?何か来るって?」
「ヤムチャかしら…」
不機嫌そうにブルマは悟空の見ている方角を見つめる。
「す…凄え…凄えパワーを感じる…!!な…何だってんだ…!?………来たっ!!」
「あっ!」
筋斗雲よりも速いと思われるスピードでやって来たのは妙な装備で身を包んだ長髪の男だった。
「ふっふっふ... 成長したな。だが一目で分かったぞ、カカロットよ。父親そっくりだ。」
「へ!?」
「な、何だよこいつ...」
突然現れた男と聞き慣れない名前に悟空とクリリンは困惑した。
「カカロット、この星の有様は何だ。人類
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