第1話
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ーん」
悟空と悟林を見つめて、悟空の父母のどちらに似ていても顔立ちは整っているだろう。
「ということは、孫君のパパとママは結構良い男と女だったのね…まあ、私には及ばないだろうけど」
「………」
「「……?」」
ブルマの最後の一言にクリリンと亀仙人がずっこけ、悟空はこめかみに汗を一筋流し、双子は意味を理解出来ずに首を傾げた。
そしてブルマの視界に見覚えのある尻尾が入る。
「し…尻尾が…」
「ああ、はは…前のオラと一緒だろ!」
「ほ、本当だ…!」
悟空が2人の尻尾を懐かしそうに笑いながら見ているが、尻尾がある者の脅威を知る者からすれば笑い事ではない。
「ね、ねえ、その子達、特に妙なことがあったりしない?」
「た、例えば、満月の夜、何が変化はないか...?」
「満月の夜?さあなあ、オラんち早く寝ちまうから... 何で?」
ブルマと亀仙人の問いに悟空は疑問を感じながらも答える。
何故そんな質問をするのか分からない悟空は逆に尋ねた。
「い、いや、何でもない!それならええんじゃ!」
「な、なあ悟空。この子達もお前みたいに強いのか?」
「ああ、悟林はかなりの力を持っててよ。勉強や手伝いの合間に鍛えてやってんだ。悟飯も…悟林と同じでかなりの力持ってるはずなんだけどなー。オラが悟飯を鍛えてやろうとすると怒るんだ。悟林の時も悟林とチチの奴、大喧嘩したしなー。」
話題を逸らすようにクリリンが尋ねると、娘の頭を撫でながら悟飯を鍛えられない不満と、次は娘と妻の大喧嘩を思い出してか複雑な顔をした。
「そ、そうか…大変だな…でも勿体ないよな。よーし、悟林ちゃんだっけ?武道家の先輩としてどれくらいか見てやるよ。俺に一発パンチしてみて」
「良いの?怪我しない?」
「大丈夫さ、信じて思いっきり来い!」
「うん!」
次の瞬間、悟林の小さな拳はクリリンの眼前に迫り、慌てて顔を逸らす。
僅かでも顔を逸らすのが遅れていれば顔面にパンチを喰らって確実に吹き飛ばされていただろう。
「…………」
「凄ーい!じゃあ、もっと行くよ!」
今度はラッシュを繰り出すつもりなのだと判断し、クリリンは慌てて腹を押さえた。
「わわっ、ちょっと待った……き、急に腹が痛くなっちゃってさー。今日はこれでおしまい」
「えー」
膨れる悟林だが、冷や汗を流し、流石悟空の娘だとクリリンは表情を引き攣らせながら思った。
「ほほ、悟空の武道家としての素質は確実に娘に受け継がれたようじゃのう」
「だろ?実はオラ、悟林の成長が結構楽しみなんだ。悟飯も鍛えてやりてえけど、悟飯は偉い学者さんになりてえみてえだし。」
「へえ、孫君の子供なのに学者さん
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