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レーヴァティン
第二百三十三話 後始末を進めその二

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「これからは」
「わかっている、お前達の中から順番でだ」
 それでというのだ。
「常に一人か二人な」
「置くんじゃのう」
「そうする」
 こう話した。
「これからはな」
「わかったぜよ」
「そういうことでな」
「やっていくぜよ」
「長い間留守にすることもな」
「駄目ぜよ」
「その通りだな、ではそうしていく」
 留守のことも決めたのだった。
「順番でだ」
「大坂に行くのう」
「そうする、あと東国は蝦夷以外手中に収めたが」 
 英雄はこうも言った。
「西国とはな」
「一つにじゃな」
「そうしていく、どうも東国は西国と趣が違う」
 同じ浮島にあってもというのだ。
「だからな」
「それをじゃな」
「一つにしていってだ」
 そうしてというのだ。
「そのうえでな」
「治めていくのう」
「そうする、幸い度量衡も同じでだ」 
 測りはというのだ。
「そして貨幣も文字もな」
「同じぜよ」
「だからだ」
 趣は違うがというのだ。
「それでだ」
「一つにするのは楽ぜよ」
「それならな」
「そうしたものが一つなら」
 それならとだ、奈央は言ってきた。これはこの浮島だけでなく西の浮島とも同じなので何かとことを進めやすい。
「何かとね」
「楽だ」
「欧州だってそうでしょ」
「今のEUか」
「お金をね」
 即ち通貨をというのだ。
「一つにしたわね」
「二十一世紀になってな」
「ユーロにね。それはね」
「一つの経済圏になる為でな」
「そこでさらにね」
 奈央はさらに話した。
「度量衡もそうしたら」
「尚更いいな」
「まあ基本メートルやキロで」
「道や線路の幅もな」
「同じ国もあるし」
「それを進めていくとな」
 そうすればというのだ。
「もうね」
「統一に向かうな」
「言葉もね」
 奈央はこちらの話もした。
「一応ね」
「一つだな」
「欧州はね」
 この地域全体がというのだ。
「ラテン語があるから」
「だからだな」
「ラテン語はね」 
 この言語はというのだ。
「欧州じゃ共通語で」
「教会もそうだな」
「聖書も昔はラテン語だったわ」
 それのみで書かれていたのだ。
「ローマの言語で」
「それが残っていてな」
「今も学ばれているわ」
「そのラテン語もあるからだな」
「共通の言語があると言えばね」 
 ラテン語をそれだと解釈すればというのだ。
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