雨の日の日曜日は
[18/19]
[1]次 [9]前 最後 最初
・・・・
この世界は多分・・・・・・・
いや、言うまい
全ては・・・もう過ぎてしまった事・・・・
『・・・・・アタシたち・・・・アダムとイヴになるのかなあ・・・』
誰に問いかけるでもなく、自問するようにアスカは呟く
『・・・・どう・・・かな・・・・・』
『一年間も女の子と二人っきりなのに、全く手ぇ出さない“アダム”ってのもどうかと思うけど』
『・・・・さっき出したよ・・・・』
『“イヴ”が誘惑したからじゃない! アタシに先代と同じ過ちを繰り返させるワケぇ?』
『・・・・・・・・』
アスカは・・・・多分、気が付いている・・・
この世界の・・・・意味・・・
『・・・・ねぇ・・・・』
『・・・ん・・・?』
『・・・アタシ・・・いいお母さんになれるかなあ?』
『・・・・・・・・』
『今はとても無理だけど・・・でもいつか・・・』
『いつかアタシもシンジも大人になって・・・・もっとやさしい気持ちになれたなら・・・・・』
『・・・・アスカは・・・今だってやさしいよ・・・』
『・・・嘘っ!』
『・・・嘘じゃないさ! そりゃあ僕にしかわからないけど・・・』
『それじゃあ意味ないじゃない!』
アスカは苦笑する
『・・・・あんまり・・・悩むのやめなよ、シンジ・・・・』
『・・・悩む? 僕が?』
『隠したって駄目・・・せっかく・・・アンタの生きられる世界になったんじゃない・・・・』
『・・・・・・・・』
『・・・アンタについて来た・・・アタシの身にもなってよ・・・・』
アスカ・・・・君は・・・・
全て・・・
全て承知の上で、この世界に残ったの?
僕の・・・為に?
[1]次 [9]前 最後 最初
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ