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IS 転生白書 オリ主が奏でる新しいインフィニット・ストラトス
放課後その2!
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、なんで置手紙とかしてくれなかったの!?
 おおおおおおお、一大事だ!!

 「頼む頼む頼む、間に合ってくれぇ・・・・ッ」

 俺の妹は出来たやつだ。
 明るく友達が多く、勉強も頑張っていて運動も得意。顔もスタイルも悪くない。というか、兄バカと思われるかもしれないが、結構可愛い。・・・ちがう、俺はシスコンじゃないからな!?
 おまけに料理の腕も一人前とくれば、言うところなし。と思うだろう?
 だが、妹が唯一嫌うことがある。それは無断外泊。
 
 これは俺に限ったことなんだが、とにかく厳しい。
 一度、弾の家に泊まることになったんだが、夜も遅いからって七海には伝えてなかったんだ。
 もう寝たと思っていたからなそのときは。
 んで、オールしてから家で寝なおそうと8時に家に帰った。
 気だるさ交じりで玄関のドアを開けると、なんと妹が正座して俺のことを待ち構えていた。

 『あ、お兄ちゃんお帰り。・・・遅かったね、今日は勉強みてくれる約束だったのに』

 正直、その台詞を聞いた俺は死を覚悟した。
 なんせ妹の顔にはふっかいクマがあって、おまけに顔色も悪かった。それなの満面の笑顔。
 夜中がばがばジュース飲んで、トイレ行き忘れていたからか、ちょっとちびったかもしれない怖さだ。

 『ほら、お兄ちゃん。お部屋いこ?あのね、分からないところ纏めておいたの・・・』

 『な、なぁ・・・七海?お、お兄ちゃんちょっと、眠たいなぁ〜って思ってるんだけど・・・』

 『・・・え、なあに?聞こえなかったよぉ。でもまさか、一晩玄関で妹待たせて置いたのにもかかわらず、自分だけ布団で寝ようとするなんて・・・。そんな事、お兄ちゃんするわけないよね。聞き違いだったのかな?そうだよね、きっとそう。そうに違いないんだよぉ・・・あはっ』

 あぁ、駄目だ俺死んだ。
 本当に心のそこから、俺が死を覚悟したのはそのときだ。

 目からハイライトが消えるのって、本当に起こるもんなんだなって、そのとき初めて知ったよ。

 「頼む頼む頼むぅぅうぅ・・・」

 だから祈るしかない。
 妹がこの返信を見て、ちゃんと理解してくれることを。
 あの状態にならないことを・・・。

 ぷるるるる、ぷるるるる・・・・・・。

 ───き、きたぁッ!!

 「も、もしもし!!?」

 着信音が響いて一秒も満たないうちに、俺は通話ボタンをタッチ。
 聞こえてきたのは・・・・

 『もう、お兄ちゃん?今日から寮に泊まるんならそう言ってよ!』

 いたって普通のときの妹の声だった。
 よ、よかったぁ・・・。

 「ご、ごめんごめん。でも、本当にいきなり決まったことでさ。実は俺もさっき知ったばっかなんだよ」

 『ん〜、なら
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