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ルーインド東京
第八章「意気込み」
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を庇い・・・

遥「怖かったね。大丈夫だった?」

そして1人の女性が涙ながらにこう言った。

女性「東京は・・・どうなってしまうのよ?」

そして、子供達やその避難者のほとんどが
あまりの辛さや悲しみに泣き崩れてしまった。

遥はある事に思いつき、避難民の前でこう伝えた。

遥「みんな、私の話をよく聞いて!
  辛いのはみんな一緒!
  みんなで一緒に生きれば幸せになれるんだよ!」
遼真「お姉ちゃんの言う通り!皆で力を合わせて生きていけば
   東京もいつかは復興するよ!」

その後、
遥が廊下を歩き回っているとスマホから着信音が鳴った。

ピロピロピロピロ♪ピロピロピロピロ♪

遥はその着信に応答すると

遥「もしもし、遥だけど。」
幹「ハルちゃん・・・今どこにいるの・・・?」
遥「えっ、幹!?今私、総合病院の中だけど
  幹こそ、どこにいるの?」

そう、電話がかかって来た相手は
崩れかけたビルに閉じ込められた親友の幹だった。

幹「今・・・私、崩れかけた・・・ビルの中にいるんだけど・・・
  中々・・・ここから・・・出られなくなって・・・」
遥「大丈夫だよ!レスキュー隊員が幹の事を助けてくれるからね。」
幹「うん・・・ありがとう・・・ハルちゃん・・・ずっと・・・友達だから・・・」

ツーツーツー

幹との連絡は途切れた。

広場に戻った遥は仲間にこう伝えた。

遥「友達から電話があったみたいだよ。」
掛「え?ようやく着信が繋がったのか?」
遥「うん、幹が崩れかけたビルの中にいるって・・・」
遼真「幹お姉ちゃんがビルの中に閉じ込められたの?」
木村「これは救出するのも大変そうだな!」

すると、ラジオから新しい情報が入ってきた。

キャスター「たった今、入ってきた情報です!」
遥「何?」
キャスター「原宿のビルに複数の人が救出されました!」
遼真「お姉ちゃんが言ってたのこのビルじゃない!?」
キャスター「今救出されたのは、30代くらいの男性です!
      包帯が巻かれていますが、意識はあるようです!」
木村「なんだよ!あの子じゃないのかよ!」
掛「いや、あのビルは崩れかけた瓦礫とかがあって、
  奴を救出することはかなり難しいんだ。」
遥「え、そんな!」

ポイント? 崩れかけた建物は救出が困難な場所もある。

すると、再び物凄く強い揺れを感じた。

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴガタガタガタガタガタガタガタガタガタ

そして、揺れがされに増し、その余震は病院の広場でも発生した。
遥達はそれに気づいて・・・

ドカーン?

遥「キャッ!」

そして、机等が倒れ、備蓄品も崩れ落ち、最大の余震が発生した。

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