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夏休みになる前の頃 宮本椿って子が鈴花ちゃんのうわさをみんなにコソコソ話しているのを、聞いた。
「高松さんってさ、昨日、トイレで、隣のクラスの鹿島さんと口喧嘩してたみたいよ。あの二人 仲悪いんだよね 4年生の時も、髪の毛引っ張り合いの大喧嘩したみたいよ 鹿島さんのほうは、泣きだしていたみたいなんだけど・・ 怖いわよ 高松さん あんまり、関わらないようにしようね」
「ちょっと 関わらないって どういうことよ 鈴花ちゃんは、訳もなくて 喧嘩なんかしないわよ」私、思わず言ってしまったのだ。別に、鈴花ちゃんをかばったじゃぁ無い。ただ、私も、鹿島蘭には、良い印象なかったから・・
『ちょっと 脅しておけば』と例の声がした。
「あのねぇー そんなこと言って居ると 鈴花ちゃん 恐いわよー 宮本さん 謝ってた方が良いと思うよ」と、私は、ちょっと意地悪を言って、脅しておいたのだ。
そして、その日、帰る時、私は、靴箱の隅に鈴花ちゃんに引っ張っられていた。私、怖くて香菜ちゃん見たけど、気づかないで行ってしまった。
「真珠 なんか ウチのこと 宮本さんに言ったんちやうのー」いつもの、ガラガラ声
「えー なんか言ったかなぁー ウチ 知らないよー」と、私、怖くて、とぼけていた。
「そう ええんやけどなぁー 宮本さんが、ウチに訳もわからないんやけど 謝ってきてね 仲良くしようねって 真珠ちゃんに言われたって・・ 余計なお世話なんやけど」
「あぁ だって 鈴花ちゃんは、ウチ等のグループやし・・ 悪く言われるの 嫌やもん」
「そう とにかく ありがとー ウチな 激しいから、勘違いされること多いからかなー 友達少ないねん」
「ううん ウチは友達って思ってるよー 香菜ちゃんも・・」割と、いい加減なこと言ってしまった。
「真珠ちゃんは、少し変わっているけど ウチ等 友達になれそうやなぁー」
「だから 友達って言ってるやん」
「ううん そんなんちゃうねん もっと、仲良く・・」と、言って、私の肩をポンとして、鈴花ちゃんは、走って行ってしまった。
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