暁 〜小説投稿サイト〜
ルーインド東京
序章「本震」
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「明日からの大阪万博楽しんでいってね!」
「おみやげ、よろしくね〜!」
「うん、わかったよ!行ってくるね!」

だが、LINEで友人と母親とのやり取りを済ませた途端・・・。
東京都内ではハトやカラスなどの大群が飛んで。
更には商店街に揺れを感じ・・・

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

遥「え、何?地震?」

遥のスマホには緊急地震速報の通知と音が鳴って

ブーッ!ブーッ!

そして遂に・・・

ドーーーーーーーン?

更に、揺れが強くなり、商店街に物凄く大きな地震が発生した。

通行人達「わああああああああああああああああああ?」

その巨大地震は東京都内に広がり

ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ?

年季の入ったビルも倒壊し

通行人「ワアアアアアアア?」

ガシャーン!

デパートの窓ガラスも損壊し

パリン!バリバリ!ガシャン!ギャバーン!

新宿の高層ビルや浅草の雷門、渋谷のスクランブル交差点も
揺れがさらに増していた。

ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ?

巣鴨の地蔵通り商店街も電線が折れたり、
品物が吹き飛ばされたり、建物が倒壊するほどの
非常に強い揺れを感じた。

ガシャン!ドシャン!パリン!ガチャーン!

遥は身を守りながら叫んだ

遥「キャァーーーーー?」

そして、店の看板も落ちてきた。

ガラガラガッシャーン!

そして、数分後・・・
倒壊した瓦礫の周りに、横向きになって倒れ込んでいる遥
そして、遥は目を覚ますと・・・

遥「あれ・・・?私、助かったかな?」

その場で立ち上がり、その辺りの様子を見てみると

遥「あっ?」

巣鴨地蔵通り商店街は変わり果てていた。
その地震で吹き飛ばされた品物や倒壊した建物で
すっかりボロボロになった。
中には倒壊した建物や落ちてきた看板の下敷きになり数十人が死傷したり、
その瓦礫や破片に当たり、脳挫傷や骨折、血を流してる人も大勢いた。
更には周囲の人達から避難を呼びかける声も響いていた。

男性「早く避難した方がいいぞ?」
大学生「お前そこで何立っているんだ!
    後で余震が来るかもしれないんだぞ!」

遥は間一髪致命傷を逃れたが、
東京で巨大地震が起きたことにざわついていた。

遥「ウソでしょ・・・これが、私達の街・・・?」
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