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剣製と冬の少女、異世界へ跳ぶ
083話 記憶巡り編 とある視点で見る記憶 その10
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まった。
あれ!?
普通の人間じゃサーヴァントには敵わないとかいう話じゃなかったっけ?
なんとセイバーさんを圧倒していた。
凛さんも魔術を使う前に胸に拳を受けて膝をついて、士郎さんの投影した刀も木っ端みじんに破壊された。

「なんかバグキャラがいるんだけど!?」
「キャスターの補助があるとはいえ……凛殿ならまだしもセイバー殿をここまで圧倒するとは……」
「むむ……。戦ってみたいアルが、どうも邪道の類の戦い方だから苦手かもしれないアル」

もう万事休すかと思われたが、そこで士郎さんはあろうことかとある人物の武装を投影した。
それは、アーチャーさんの宝具であり、そして士郎さんの主武装でもある『干将・莫邪』だった。

葛木先生の猛攻もなんとかそれで凌ぎきって、3人ともなんとか態勢を整えるけど、急な投影の反動で士郎さんは腕から血を流していた。

キャスターは雲行きが怪しくなったのを感じたのか、とある提案をしてきた。
手を組まないかと……。
内容は聖杯ならすぐに降ろす事ができるという話。
だけど、凛さんはそれを看破して何人の人の魂を犠牲にすればいいのかしら?と言った。
そして核になる魔術師も必要だと。
キャスターはあなた達以外にも核になりえるマスターはいると言って葛木先生とともにその場を空間転移であとにした。
士郎さんはイリヤさんが狙われると踏んで、すぐにセイバーさんを先行させて衛宮の家に戻っていく。



士郎さん達が家に戻ると、すでにセイバーさんがなにかの方法で倒れていて、桜さんがキャスターに操られているのか歪な剣を首に晒しながら、この子を貰っていくと念話越しに言ってきた。

「その、士郎さん……桜さんが持っている剣はなんですか?禍々しい雰囲気を感じられますが……」
《さて……どう説明したものか。まぁ言うなれば裏切りの魔女メディアを象徴する短剣で名を『破戒すべき全ての符(ルールブレイカー)』。
あらゆる魔術を初期化する、という効果を持った宝具だ。桜を通して使ったから契約までは解除されなかったがセイバーの宝具は封印されてしまったんだ》
「ありと、あらゆる……?」

それを聞いたネギ君の様子がどこかおかしくなっていた。
えっと、つまりどんなものでも魔術なら初期化して無くしてしまえるという感じ?

「ネギ!」
「ネギせんせー!」
「ネギ先生!」

なんだなんだなんだ…?
アスナ達が一斉に嬉しそうな顔になっているぞ。

「はい!士郎さん、もしかしてそれは石化の魔法も解ける物なんですか!?」
《ふむ……やはりその質問が来たな》
「そうね、シロウ。予想は出来ていたわ」
「予想って……どういう?」
「ネギ先生。落ち着いて聞いてください」
「そうやで、ネギ君」
「刹那さん、このかさん
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